フェールセーフ神話
余震は続き、原発は水をかけたり周りの掃除をしたりで肝心の放射能漏れ対策には手がつけられないようで心配の続く毎日です。
フェールセーフと言う言葉を久し振り(整備屋以来)に聞きました。障害が発生した場合、常に安全側に制御する設計と言うような事だったと思います。(壊れても常に安全側に故障する)
事故原発の場合、作動したのは制御棒が差し込まれるまででその後は完全な制御不能状態になっています。2重、3重に張り巡らしたはずの冷却システムは機能不全のままです。頭の中だけで作られたフェールセーフは想像力の欠如か経済性の為かお飾りに過ぎなかったのです、かくて原発の安全神話は完全に壊滅してしまいました。
水漏れに関しては建設工事に不信感が残るのです、配線、配管の穴の閉鎖、防水は設計と大分違っているのでは無いかと思われるのです。
水素が発生したり、半減期の短いヨウ素が今だ見付かるのは燃料棒が融解し核分裂が続きまだ漏れ続けている証拠でもあるのです。(素人が勝手に決め付けてはいけませんよね)
現場で働く人々の辛苦が思われます、彼等しかこの事態を鎮める事は出来ないのです。安全と作業の成功をを祈ると共に応援を送りたいと思います。
我々は情けなくも祈るしかないのです。
花(ニワナズナ)


ツバキ

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