草萌ゆる
朝から冷たい雨が降る一日です。
2人の大男が下水の詰まりを直しに来ました。一回スネークを通したのですが失敗、再度奥までやり直し、「前の道路までやったよ」と言うくらい深い所が詰まっていたようです。
高い時給だと言いながら後片付け、水廻りが使えなくては生活が出来ません。キッチンが自由に使えないとストレスが溜まるのです、昨夜はピザを取っての晩餐ですがちょうどワインのストックがありません。酒とピザとの取り合わせは、、、、酔えればいい状態なので問題なし。
草萌ゆる


先日の写真です。
おちついて死ねさうな草萌ゆる 山頭火
おちついて死ねそうな草枯るる 山頭火
どっちだ!
どっちでもいいか。
旅日記 3
3,9~3、13
故郷。
故郷と言っても生家は遠の昔に取り壊されているのです。

生家跡から撮った写真です。
道路も川も田も変わってしまいました、毎日通っていた学校から通学路を通って歩いてみたのですが周りの山と見比べなければ生家の位置がつかめません。半世紀もたってしまったのです。
ふるさとの山に向ひて
言ふことなし
ふるさとの山はありがたきかな 啄木
年甲斐もなく感傷的になってしまいます。もう母もなく何回も来る事もないだろうと一人訪ねてみたのです。
地震当日。
この日は山間の小さな温泉に行く予定で、ランチでビールを一杯、テレビの前でコロガッて居たのです。それがあれよあれよとあの大惨事です。四国の港町にも津波警報が出、サイレンが鳴る中を山に避難する格好で温泉行ったのです。
鴨、雉鍋も持ち込みの一升瓶も、あのテレビを見ながらでは困った物です。関係者に電話をしようにも不通、携帯のアンテナも山中で立ちません。
山暮らし。
兄や従兄弟が炭焼き小屋を作って「溜まり場」にしています、呑み助達が集まるようです。昼頃立ち寄ったのですが山師(林業)たちが山仕舞いだと朝から飲んでいるようです、焚き火を囲みイノシシの肉を焼き大宴会。まだ若い人も混じっていますが、室戸の方からの応援だとか、山で体を張って働くだけに元気です。山はまだ雪が大分残っているようです。オヤジも仲間入りして少々、、。
イノシシの罠に狸が掛かって死んでいたと軽トラの荷台に積んであります。如何するのかと思えばまだ冬毛のようなので皮を剥ごうとの事、誰もやったことが無いので先代達がやっていた事を思い出しながらの四苦八苦。肉は魚の餌にと川に投げたのですが浮いてしまい大弱り、謎の生物の屍骸などと言われては大変です。心配する事も無く猛禽が見付けさらって行ったようです。
街では信じられない世界があります。高齢化が進んでいます、彼らがその昔を思いだしながら色々な事に挑戦しているように見えます。子供の頃に聞いたり見たりした事なのです。
つづく
2人の大男が下水の詰まりを直しに来ました。一回スネークを通したのですが失敗、再度奥までやり直し、「前の道路までやったよ」と言うくらい深い所が詰まっていたようです。
高い時給だと言いながら後片付け、水廻りが使えなくては生活が出来ません。キッチンが自由に使えないとストレスが溜まるのです、昨夜はピザを取っての晩餐ですがちょうどワインのストックがありません。酒とピザとの取り合わせは、、、、酔えればいい状態なので問題なし。
草萌ゆる


先日の写真です。
おちついて死ねさうな草萌ゆる 山頭火
おちついて死ねそうな草枯るる 山頭火
どっちだ!
どっちでもいいか。
旅日記 3
3,9~3、13
故郷。
故郷と言っても生家は遠の昔に取り壊されているのです。

生家跡から撮った写真です。
道路も川も田も変わってしまいました、毎日通っていた学校から通学路を通って歩いてみたのですが周りの山と見比べなければ生家の位置がつかめません。半世紀もたってしまったのです。
ふるさとの山に向ひて
言ふことなし
ふるさとの山はありがたきかな 啄木
年甲斐もなく感傷的になってしまいます。もう母もなく何回も来る事もないだろうと一人訪ねてみたのです。
地震当日。
この日は山間の小さな温泉に行く予定で、ランチでビールを一杯、テレビの前でコロガッて居たのです。それがあれよあれよとあの大惨事です。四国の港町にも津波警報が出、サイレンが鳴る中を山に避難する格好で温泉行ったのです。
鴨、雉鍋も持ち込みの一升瓶も、あのテレビを見ながらでは困った物です。関係者に電話をしようにも不通、携帯のアンテナも山中で立ちません。
山暮らし。
兄や従兄弟が炭焼き小屋を作って「溜まり場」にしています、呑み助達が集まるようです。昼頃立ち寄ったのですが山師(林業)たちが山仕舞いだと朝から飲んでいるようです、焚き火を囲みイノシシの肉を焼き大宴会。まだ若い人も混じっていますが、室戸の方からの応援だとか、山で体を張って働くだけに元気です。山はまだ雪が大分残っているようです。オヤジも仲間入りして少々、、。
イノシシの罠に狸が掛かって死んでいたと軽トラの荷台に積んであります。如何するのかと思えばまだ冬毛のようなので皮を剥ごうとの事、誰もやったことが無いので先代達がやっていた事を思い出しながらの四苦八苦。肉は魚の餌にと川に投げたのですが浮いてしまい大弱り、謎の生物の屍骸などと言われては大変です。心配する事も無く猛禽が見付けさらって行ったようです。
街では信じられない世界があります。高齢化が進んでいます、彼らがその昔を思いだしながら色々な事に挑戦しているように見えます。子供の頃に聞いたり見たりした事なのです。
つづく
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