変わりゆく街
買い物で通り掛ると重機が忙しく働いています。

この三軒の敷地跡には大きな木が何本か残っていたのですが皆取り去るようです。伐るのではなく重機で破壊するのです、無残な光景です。
巳見松柏摧為薪 巳(すで)に見る松柏くだけて薪となるを
更聞桑田変成海 更に聞く桑田変じて海となるを
廷芝の翁(オキナ)の嘆きの一節ですが、時代の変転とは云え薪(マキ)にすらならないのです。

わが街の一景です、内部は激しい新陳代謝が行われています。どのように変貌するのか見当もつきませんが木々にとっては苦難の連続です。もう少し大事にしないとバンクーバーの街もヨーロッパのような公園にしか緑の無い殺風景な姿になってしまうのではないかと危惧するのです。
花

ビルの下のセメントの花壇にはチューリップが満開です、これも切り倒された木々に対する鎮魂のしるしなのかも知れません。
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