雛祭り
お雛様ですね。
毎度、お馴染みですが。

このお雛様も還暦です、この所出し入れもされず年中部屋の隅に飾ってあるのです。まぁ今更行き遅れる事も無いでしょうしね。
良く見るとお雛様には関係の無い物も置いてあるのです。

この簪(カンザシ)はおばあさんの形見のようです。良く見ると簪にも櫛(クシ)にも「真哉」と銘が入っているのです。
シンヤブランドだったのですかね、もっとも明治初期の物と思われるので量産品ではありません。飾り職人が手作りして一本一本に銘を入れたものと思われます。真哉さんは蝶が得意だった様です、モリハナエばりです。
道具は代々の物が分散されてここに残っているようです。
古い物は本当に丁寧な仕事がしてあります、小さな引き出しも開け閉めが出来るし、箸も象牙で出来ているようです。この道具は江戸の物かも知れません、当時は地方に売るためのサンプルとして作られたのだとも聞いています。
結構立派な道具には囲まれていても、お雛様は戦後の物の無い時代を反映して粗末でボロを着ています。そんな事にはお構いなく泰然としたものです。
花

辛夷(コブシ)です、モクレンとの見分け方を知らないのですが、白はオヤジにとってコブシなのです。
何かお雛様の写真のサイズを間違えたようです。
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