格調
晴れてももう「秋晴れ」と言うキッパリとした感じではなく、何時降って来ても何の不思議も無いと言う「雨季」を感じさせる空なのです。
眩しいばかりで力を失った低い太陽は街や野を長い影で覆い、少しずつ冬の風景へと引き摺りこんでゆくようです。
スカイトレインより

高架から眺める下界は賑やかな色に染まってきました、これはメトロタウンの辺りです。
1933年の今日、新渡戸稲造がビクトリアで客死しました。
日本は国際連盟を脱退を表明し、孤立の中での太平洋問題調査会会議の後です。当然各国からの好意的な反響が得られるはずも無い会議でしたがね。
「太平洋の架け橋」との思いも時代の流れに翻弄されたようで、 日本では軍部や新聞から烈しい非難を買い、外では「軍部の代弁に来たのか」と言われると言う失意の中での死だったようです。
「この地球上の全世界の人々が親密に接触することにより、いつの日か、ゆっくりとではあっても、激情でなく理性が、自己利益ではなく正義が、全世界の民族と国家のための仲裁者となる日が来ることを希望するのは、過大な望みというものであろうか?」
と、バンフ会議の演説を〆たそうです。
米朝の国連演説の格調の低さは如何したものなのでしょうね、、、、こんな事で戦をするのは恥ずかしいので止めにしようと言う事になれば幸いですがね。
ヤマボウシの実

イチゴノキの実

毎年並んで出すようですね、、、、どちらも食べられるようですが採取している人に出会ったことはありません。ジャムや果実酒にしかならないようですけどね。
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