マロニエの花
曇り時々晴れ。
マロニエの花

裸だった枯木が瞬く間に大きな緑の葉に覆われたかと思っていたら、何時の間にか中から無数の白い花が顔を出して来たようです。

僕は仏蘭西へ――わけても、この「よひどれ」の詩人が、そこの酒場でアプサンを呷り、そこのマロニエの並木の下を蹣跚とよろめいて行った、あのパリへ行きたいと思ったのです。シャンゼリゼエ、ボア・ド・ブウロンニュ、モンマルトル…… 中島敦 (十年)
ふらんすへ行きたしと思へど ふらんすはあまりに遠し 萩原朔太郎
を引用した小文が残っているようです。昔人間にはマロニエは異国、特にパリの街路樹が頭に浮かんだようであります。
シャンソン風と言うのでしょうかね、こんな歌も残っているようです。
マロニエの木陰
この街にもマロニエは多いのですけどね、、、、、
赤いマロニエの花

もう少し鮮やかな色になったら又出したいと思います。
ダンゴ

今日のブランチは、、、、、洋風としましょう、ポテトパンケーキです。フランス風というよりもう少し北方の食べ物の様ですけどね。
マロニエの実を栗と勘違いして食べた人があるようですが酷い目にあった様です、、、、「馬栗」と言われるくらいで、如何にも美味しそうな栗色をした果実ではありますが灰汁の強さはドングリ並みと言う事の様でそう簡単には口に出来ないようです。
わが胸ぞ揺らるる栃の花吹けば 石田あき子
マロニエは「セイヨウトチノキ」と言われるのですが、、、、、この実から「栃餅」は作る事が出来るのでしょうかね?(栃餅自体が幻の食べ物の様ですけどね)
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