ボケの実
曇り時々晴れ。
二十四節気では「霜降」となったようです、字面からしても冬の近いのが感じられます。次は立冬なのであります。
行秋や抱けば身に添ふ膝頭 炭太祇
落ち葉

落ち葉の季節の到来のようです、街中を色とりどりのキャンディーをばら撒いたように飾る木々達も少しずつ裸木となってしまうのです。
葉が落ちてくると目立って来る物もあるようです、一気に紫が鮮やかになってきたようです。
ムラサキシキブ

ボケの実

木瓜の花の役にも立たぬ実となりぬ 夏目漱石
「ボケ」のうえに「役立たず」では可哀想の様でもありますが、、、、漱石先生、こんなフォローもしています。
、、、、評して見ると木瓜は花のうちで、愚かにして悟ったものであらう。世間には拙を守ると云ふ人がある。此人が来世に生れ変ると屹度木瓜になる。余も木瓜になりたい。
(夏目漱石『草枕』)
木瓜(ぼけ)咲くや漱石拙(せつ)を守るべく 漱石
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