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火垂るの忌

 晴れ。
 やっと晴れたようですが、、、、長くは続かないようです。



   冬の空
   12,9


 鬱々とした気分が吹き飛ぶような青空です、薄暗い日々が続いていましたからね。



       
   花(山茶花)
   12,9,2


      二三片山茶花散りぬ床の上            夏目漱石


 今日は「漱石忌」と言う事です、これで進めようと思ってネットを開け始めると野坂昭如の訃報に接してしまいました。

 
       「夜の夜中にサングラスをしているような男を、私は信用できない」     

 美空ひばりの母でしたかね、、、、、色々ありましたがあのサングラス姿が見れなくなったのは淋しいですね。

 昭和が随分遠くなってしまった様な気がします、『火垂るの墓』は何時までも読み継がれる昭和の本となるでしょう。




   コヨーテ
   12,9,1


 野良での生活は過酷なのであります。


  省線三宮駅構内浜側の、化粧タイル剥げ落ちコンクリートむき出しの柱に、背中まるめてもたれかかり、床に尻をつき、両脚まっすぐ投げ出して、、、、、、、、    火垂るの墓 冒頭


 延々と続く野坂独特の語り口が野坂ワールドへのの入り口なのでありますが、この関西弁の饒舌な文体もサングラスと同じ様な気がします。

 この山犬のような目を見られたくなかったのではないでしょうかね。
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燃料  アルコール 
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