秋の海
朝の内はハッキリしない天気なのですが午後になると青空になるようです。
夏休みも終わりと言う事でスタンレーパークに寄って見ました。
秋の海

海をみて佇てば海よりあきの風 久保田万太郎

今年の夏はヤケにあっさりと秋に道を譲ったようで、もう夏の喧騒は何処かに行ってしまったようです。海からの風は早々とカエデの梢を赤く染め始めています。
今日は整備の為に電車の本数が減ると言う事なので、バスを利用しました。メトロタウンから公園の中まで直行するのですが、1時間街の中を走り回ると言う事になります。
そのルートの中でチャイナタウン~ヘイステイング~ダウンタウンと言う不思議な空間を通る事になります。
バンクーバーのスラムと言われる辺りです。
行き交う人はゾンビの如くヨロヨロと見えるのですが、、、、それなりの賑わいが感じられるのです。路上にはゴミだか商品だか判らぬような市がたちそこいらの商店街よりも活気が感じられるのです。
人は路上に寝そべり、座り込み、又4~5人が大声で雑談だか喧嘩だか騒いでいます。しかし、何だか不安げに通り過ぎるのは我々外の人であって住人達は全く安心しきっている様にさえ見るのです。
あと5分もするとダウンタウンです。
高層ビルの狭間、きらびやかなショーウインドウ、行き交う観光客、、、、何と言う違いなのでしょうね。
現代社会から零れ落ちたと言うのでしょうか、、、、それとも現代社会の価値観の一部を失うと見えてくる世界とでも言うのでしょうか。難民のようにここに集まる人々が後を絶たないようです。
人生の裏と表が一本の道に沿って並べられている様な街なのです。しかし、如何転がっても人は強かに生きるしかないようで、それが闇市のような不思議な活気を醸しだすようです。
花(シコンノボタン)

夏、秋の花ですが温度さえあれは結構遅くまで咲くようです。
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