醜の醜草
曇り。
ヤナギラン

もしも霧ヶ峰に野の花を見にくると言うなら、どの花にもまして、ヤナギランの季節に、その大群にとりまかれたいと答えたい。 「花の百名山」 田中澄江
その後には、「秋風の吹く頃が、、、」などと書かれているのですが、夏の初めのヤナギランです。 涼しい所が好きな花のようで、ここより遥か北方「ユーコン準州」の州花となっているそうです。
青空へ花立上る柳蘭 渕江千代
色も真っ直ぐに立った姿も夏らしい花ですね、2,3日愚図ついていますが週末には又暑さが戻って来るようです。
ノカンゾウ

生れ代るも物憂からましわすれ草 夏目漱石
ヘメロカリスやキスゲ属を「忘れ草」と呼んでいたようです。
万葉の時代から歌われているようですが、、、、花ではなく若葉なのだそうです。若葉は食用に根は「生薬」として使われたようで、「憂いを忘れさせる草」と呼ばれたようです、余程美味いか薬効灼たかなのかも知れませんよ。
忘れ草我が下紐に付けたれど醜の醜草言ことにしありけり 大伴家持
「馬鹿草め!、貴方を忘れる事など出来ません」 、、、、 では只の阿呆の役回りですがね。
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