八重
曇り、12度はあるのですが陽が出ないと薄ら寒く感じます。
今、八重の桜が満開です。
八重桜

「八重咲き」は突然変異で出現するのだそうですが、、、、。
七重八重花は咲けども、、、、実のひとつだになきぞ悲しき 太田道灌
と言われる様に種子をつけない物が多いのですが、、、、、巷には八重の花が溢れています。派手で目立つと言う事で栽培品種として喜ばれるからのようです。

「天宝3年3月二三日 <晴れ> 関屋の里」
関屋の里へ入る、と、なんと、八重桜の花盛りだった。悪くない。いや実に良い。もう少し若かった頃は、椿も梅も八重咲きが好きじゃなかった。清楚な一重に比べぼってりと厚化粧の感じがした。今見ると、まるで印象が違う。かわいいのだ。茶屋の少女にもたれかかるようにして下がる重たい花房が一生懸命の感じがして、いとしかった。
江戸アルキ帖 (杉浦日向子)
年と共に好みも変わるようです、、、、さて貴方はいかがですか?
実をつける事も無く咲き誇る桜、、、、現代を象徴しているようでもあります。
ほつかりと咲きしづまりぬ遅桜 与謝蕪村
花(キバナカタクリ)

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