花いばら
曇り。
陽が出ないと部屋の中は肌寒いくらいです、まだ夏とは言えないようです。
ブラックベリーの咲く散歩道

随分裏庭を荒らした家ですね。
ハウスは大きく新しい物が増えたのですが、、、、庭は荒れたものが多く目に付くようになりました。建坪が増えた分だけ庭面積は減っているのにどうした事なのでしょうね?
綺麗に刈り込んだ芝を定規でも当てたように赤いベゴニアが縁取ると言うような、如何にも「西洋庭園」と云うような庭は皆無となりました。以前はよく見掛けたのですがね。
東洋系が増えた所為でしょうかね、、、、庭好きは日本人だけかも知れませんね。多数を占める中国、インド系は無頓着なようです、柵の中は綺麗にしていても公共部分は草だらけでまるで草原の中の家と言う様になっていたりするのです。
「ホンクーバー」になってゆくのでしょうかね。
オヤジもブラックベリーに負けないように草むしりくらいはしなくてはね。

花いばら 故郷の路に 似たるかな
路たえて 香にせまり咲く いばらかな
愁ひつつ 岡にのぼれば 花いばら 蕪村
「かの東皐に登れば」と前書のついた3部作だそうです。
さて、「東皐」とは?
東の丘だそうですが、、、、陶淵明の「歸去來辭」から来ているようです。
登東皐以舒嘯 東皐に登り 以つて 舒(おもむ)ろに嘯(うそぶ)き
臨淸流而賦詩 淸流に臨みて 詩を賦す
蕪村の座右の書は「陶淵明の詩集」だったそうです。俳号も「田園将ニ蕪(あ)レナントス胡(なん)ゾ帰ラザル」と関わるようです。
十代で出郷、二度と帰ることの無かった故郷への思いの「花いばら」のようです。
花(黄金ヤグルマソウ)

オリエンタルポピー

13日、金曜日、満月 、、、、、3拍子揃うのは珍しいようです、次は2098年の6月とか。
あまり喜ばしい日ではないようなので派手な花を。
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