しもやけ&あかぎれ
曇り。
霜柱

歩道を一歩踏み外すと「ガリッ」と言う乾いた音がします。霜柱を踏みつけたようです、懐かしいような気がしてガリガリとその上を歩いてみました。
泥濘んでいるのを心配したのですが靴が汚れる事もなく歩けるのです、気温が低い所為でしょうかね。
針の様な氷をつついていたら「しもやけ」と言う言葉を思い出しました。
子供の頃よく聞いたのですが、最近はとんと聞きません。体質もあったようですが手を真っ赤に腫らした子供達が大勢居たのです、寒さによる血行障害が原因だったようです。
粗末な防寒着で外遊びをした所為なのでしょうかね。オヤジは「しもやけ」にはならなかったのですが「アカギレ」に悩まされたものです。
土いじりをする百姓の子は「アカギレ」が多く、街の子(裕福)には「しもやけ」が多いなどと言ったものですが、、、どちらも寒かったのでしょうね。
あかぎれを知らぬ子と鶴折にけり 改田以久代
殆ど死語のようですが、こんなモノは知らない方がいいのです、貧しかった頃の象徴の様にも思えるのです。
皸といふいたさうな言葉かな 富安風生 (皸=あかぎれ)
痛いのですよね、膏薬つけたくらいでは中々治りません。
花(クリスマスローズ)

雪の中でも蕾を膨らませています。
花は「しもやけ」にも「あかぎれ」にも為らないようです。
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