鰻
曇り、夕方になって陽が出る。照付ける太陽が無いだけ庭仕事には助かります。
朝から庭の整備、フェンス屋が散らかした庭の掃除とフェンスの下の穴埋め。ここの仕事は日本と違って後片付けまでなどと言う完璧な仕事は期待できません、自分の請け負った仕事(フェンス付け等)が終ると自分の道具だけ片付けてサッサと帰って行くのです。まぁ、その方が雑な事をされるより良いのですがね。
それでも大汗、ビールが美味い。
そう言えば「土用の丑の日」です、ウナギが食いたい!
ウナギだけは日本に行かないと食べられません。
冷凍外国産はありますが、泥臭(ヘドロ臭?)いウナギを食べさせられて以来買う気になりません。ウナギにはウルサイのです、結構な店構えの「ウナギ屋」でも怪しい物を食わされたりするのですよね、ツマミの「鰻巻き」でも頼んで確認してからオーダーしょうという案が友達から出るくらいですからね。
そんな訳で日本に行っても馴染んだ店にしか寄りません。 「重兵衛」の鰻が食いたい!
其処の店主も嘆いていましたが、品薄、高値で困った状態のようです。日本人が食い尽くしてしまったのでしょうかね?
ヘメロカリスの咲く散歩道

東洋の「ユウスゲ」や「カンゾウ」類を改良した物がヘメロカリスなのだそうですが様々な色、形の物が植えられています。手間要らずの様で至る所に咲いているのです。

又、ウナギに戻ります、昔のウナギがイッパイ棲んでいた時代です。
四国の片田舎で生まれたのですが、家の前の川でウナギが獲れていたのです。「タンポロ」と言っていましたが竹の筒に「ジョウゴ」と言う竹で編んだトラップを付けて川に沈めておくだけなのです。勿論筒の中に「ハヤ」や「ミミズ」と言う餌は入れて置きますがね、朝早く何本か仕掛けたその筒を点検に行くのが楽しみでした。
水が流れ出した竹の筒を左右に傾けると「ズシリ」とした物が中で移動するのです、1つの筒に3,4匹入っている事もあったのです。
今でも早朝の水の涼しさ、川面の輝き、「ズシリ」としたウナギの感触がセットで甦る事があります。
もうあの川にもウナギはいないのでしょうね。
兎追いし 彼の山 鰻獲りし 彼の川
故郷も鰻も遠い過去の物となってしまうのでしょうかね、残念です。
スポンサーサイト