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畑仕事


 晴れ。

 芝刈りと畑仕事。


   
   4,29,3


     
 気温も上がって来たようなので買って置いた野菜苗を畑に、、、、まだ信用が出来ないので空いた場所に半端になって残っていた種袋のものをみんな蒔いておきました。古い物なので芽が出れば儲けものと言うことです。


       色褪せし種袋にて頼りなき            能村研三


  封は切ってあるのですがまだ種が残っている種袋が色々あるのですよね、、、、何年越しのものかも定かではありませんがね。


 しばらく様子を見て、花の苗を買う時に調整しようと思います。



   花
   4,29,1


 もう、こんな物まで開いてきました、、夏花の用意もしなくてはいけませんね。



   ブーゲンビリア
   4,29,2


 家の中で咲き始めたので外に出しました、散ってしまうかと思ったのですが結構丈夫なものですね。



 世の中はゴールデンウイークですね、、、今日成田は出国ラッシュで3万8000人が海外へと出かけるそうです。


      妻ふくれふくれゴールデンウィーク過ぐ         草間時彦


 こんな時代もありましたが、、、いかがお過ごしですか、オヤジは畑仕事です。
 

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縮図


 小雨~曇り~晴れ

 連日このパターンです、遠出する気にもならず近所を一巡り。



   4,28


 この辺りは20~30年程前に建て代わった地区です、バラックのような小さな家が並んでいたので最初に新しくなりました。
 そして今又建築ブームなのです、一巡りすると十指を超える工事現場に出会います。今度はベイスメントも部屋数もある中堅の家が建て代わる時代のようで、住宅街の景観を完全に違った物にしてしまいそうです。

 しかし、お値段は完全に〇(ゼロ)の数が一つ違っているのですよね。


       夕闇にいつまで白き躑躅かな           久保田万太郎
 

 
   石楠花
   4,28,1


 古い家は鬱蒼と木々が茂っていたのですが、、、、新しくなるとツツジ系などの低木が目立つようになるようです。最近の家はやたらと部屋数が多いようで建坪が大きいので仕方が無いのでしょうね、、、、しかしどんな家族が住むのでしょうね?

 中国系、インド系、、、、世界の縮図のようであります。



     花(スズラン)
     4,28,2


      鈴蘭に生まれて空を仰がれず         布川直幸


 写真を撮ろうとしても俯いたままです。しかし丈夫な花のようで、「ツルニチニチソウ」と長年熾烈な生存競争を続けているのです。
 グランドカバーとしての植えたものですが今両者とも花盛りのようです。

石楠花


 雨から晴れまで、、、、このところ猫の目のようにクルクルと変わるのです、気温もそれによって大きく変動します。何を着て出てもしっくり来ないようで、汗をかいたり寒くなったり。



   雨上がり
   4,27


    石楠花のまざまざと夢滅びぬる             臼田亞浪


 深紅の大輪は直ぐに崩れてしまいます、、、、場所を変えようと言いながらも長年玄関先に居座る我が家の石楠花なのです。左奥の淡い紫の物はまだ蕾が固いようです、足元の白はヒメイズイ、、、代わり映えの無い風景の中に夢は滅びてゆくのでしょうね。


 
   花(キングサリ)
   4,27,1



   ザイフリボク
   4,27,2


 実は「ジューンベリー」「サスカトゥーンベリー」などと言われて食用になるようです。

 「サスカチュワン州」 の名前はこの花から来ているのだそうです、、、馴染みのある果実のようですがその分多種多様でオヤジには何処までが「ジューンベリー」なのか良く判りません。

マロニエの花

 曇り。


   若葉
   4,26


      マロニエの若葉もっとも雨の中              稲畑汀子


 若葉雨ですかね、雨後の陽を浴びるたびに緑が濃くなって来るようです、、、、その中に花も混じるようになりました。


   4,26,1



 佐藤春夫は永井荷風の告別式に庭のマロニエの花とこの弔詞を捧げました。

   奉る小園の花一枝  み霊よ見そなはせ まろにえ
   巴里の青嵐に 黒き髪なびけけん
   師が在りし 日を われらしのびまつれば

     
     ああ マロニエーよ。
    わが悲しみ、わが悩み、わが喜び、わが秘密を知るものは、汝のみなり

                                    橡の落ち葉の序 「ふらんす物語」


 に、対応しているしているようです。
   
 この、マロニエは春夫さんの弟がパリから持ち帰った種から育った物だったようです。


 「セイヨウトチノキ」と言われるくらいで異国の雰囲気が強いようです。

 栗に似た果実なので、食いしん坊の日系人の何人かは間違えて口にして酷い目にあったのではないでしょうかね。今ではすっかり馴染んでしまい、これから夏の散歩道には日陰としてなくてはならない存在なのです。




   花(ツツジ)
   4,26,2

藤色


 雨>曇り>晴れと天気の回復と共に気温も上がってきました。
 
 着込んだうえに傘まで持って出たのですが、、、、帰りにははそれが何か妙に浮き上がってしまう格好となってしまいました。


   藤
   4,25


      藤の房吹かるるほどになりにけり               三橋鷹女


 近所の学校のフェンスが紫色に、雨あがりの空が藤の紫を際立たせてくれました。ここの藤は花房が短いようで、曇天では陰が薄いのです。


   4,25,1



 「紫」 は「紫草」と言う植物の名前でこれで染色された色が「紫色」だそうです。一方、 「パープル (purple)」 は巻貝の一種"purpura"で染色された色だとか。

 厳密には違う色なのでしょうかね、、、、、両者とも貴重な染料だったようで身分の高い人しか使えない色だったようです。
 

 今日は身分にか関係の無い、紫色の花達を、、、、。



   ライラック
   4,25,3



   ハナズオウ
   4,25,2


 色音痴には何処までが「ムラサキ」か判らなくなってしまいました、、、、


 「藤色」 は「淡い青味の紫色」だそうですが、、、、、「藤紫」「藤鼠」などと微妙な色合いまであるようですよ。

青嵐

 季節の変わり目なのでしょうか大荒れの天気です。


   雹
   画像 002


 一瞬ではありますが若葉の庭が白くなって仕舞いました、雹混じりの雨はバケツを引っ繰り返したような降り方なのです。「サンダーストーム」と言われる様に雷鳴と一緒に来るのですよね、肝も冷えますが気温も一気に下がってしまいます。

 丁度、野菜苗を買って来たところだったのですが、、、、しばらくガレージで待機してもらうしかないようです。


 青嵐=初夏の青葉を揺すって吹き渡るやや強い風


 こんな言葉が流行った頃がありましたね、まだ日本に希望が見えていた頃でしょうかね。


      青あらし神童のその後は知らず            大串 章


 青嵐会などと言うものもありましたね、、、結局は若手政治家の「ヤンチャ」の域を出なかったのでしょうかね、、、、もうすっかり老いてしまったようですがね。


  趣意
 1、 自由社会を守り、外交は自由主義国家群との緊密なる連携を堅持する。
  2、国民道義の高揚を図るため、物質万能の風潮を改め、教育の正常化を断行する。
  3、 勤労を尊び、恵まれぬ人々をいたわり、新しい社会正義を確立するために、富の偏在を是正し、不労所得を排除する。
 4、 平和国家建設のため、平和は自ら備えることによってのみ獲ち得られるとの自覚に則り、国民に国防と治安の必要性を訴え、この問題と積極的に取り組む。
 5、新しい歴史における日本民族の真の自由、安全、繁栄を期するために自主独立の憲法を制定する。
 6、、党の運営は安易な妥協、官僚化、日和見化の旧来の弊習を打破する。


 これを見ると基本線は安倍政権に近いですね、今だ「ヤンチャ」をやっているのは彼だけかも、、、、、諌め役の爺(ジイ)の耄碌振りは不安ですがね。

 しかし、同じ時代、同じ空気を吸って来たはずなのに異星人にしか思えない時が多いのですよね、、、、、これも「坊ちゃんのヤンチャ?」かなどと思えてしまうようです。


 血判状に捺したところでパフォーーマンスか権力争いにしか見えないようではね、、、どうも政治の言葉には眉に唾をつけるのが習い性になってしまったようです。

 

   花(ナナカマド)
   4,24,1

 
   ウツギ
   4,24,2

 

おはよう!時代劇


 雨。

 「穀雨」と呼ぶには冷たすぎます、、、、、トロントや山の方からは雪のニュースが入っています。明日は野菜の苗を買いに行く予定だったのですがね、10度では不安ですね。


   コデマリの花
   4,23


    こでまりの窓辺に移す机かな         景山筍吉


  この花が咲き始めると垣根が賑やかになってきます、そろそろオオデマリも、、、。

 オオデマリかと思ったら、、、、花びらの形が「ビバーナム・カールセファラム」のようです。


   
   「ビバーナム・カールセファラム」
   4,23,1



 「おはよう!時代劇」

 最近、見るのですよね。

 月曜 - 金曜 4:00 - 4:55に放映されているようです、早起きの高齢者をターゲットに始まった時間枠のようですが不人気な大河よりお勧めかもしれませんよ。内容は『暴れん坊将軍』ですけどね。

 「オヤジもここまで来たか!」と思われるかもしれませんが、、、、朝から見ている訳ではないのでご安心ください。

 テレビをネット経由で見る様になってこんな事になってしまったのです。夕食時しかテレビはつけないのですが、「さて何を見るか?」となると困るのですよね。

 結局、「時代劇」なってしまうのですよね、、、、ハハハ、、、それでは早朝から時代劇を見るのと50歩100歩ですかね。

 
 しかし、テレビのチャンネルが時間を越えて何でも見られたとて、、、


       


 この曲が楽しみになってしまうのは如何した事なのでしょうね?それも早朝の番組とは、、、、。




   花(キバナモクレン)
   4,23,2

花林檎


 晴れ。
 しかし、空気は冷たいようで山が白く光っています、消えかかっていた雪が蘇えっています。


  
   ハナカイドウ?
   4,22,4


 サクラの後はリンゴ系の花になります、クラブアップルと言うのでしょうか果実は情けない物が多いのですが次々と咲いてくるのです。


 上とは別物でもう少しリンゴらしい実が付きます。

       4,22,3


    曾良連れてここまでは来ず花林檎          五代儀幹雄


 リンゴ属(Malus )は実も花も多彩で良く判りません、、、、ハナカイドウはクラブアップルの一つなのでしょうかね?

 
 我が家のリンゴはもう殆んど散ってしまい若葉の方が目立つようになってしまいました、コガラが幹に作っていた巣穴も他のキツツキと競合したようで嫌気が差したのか途中で止めてしまったようです。
 もう実が色付くまでは華やぐ事もなさそうです、、、今年は花数が少ないようでそれも不安ですがね。




   花(ゴウダソウ)
   4,22,2

 

チューリップ


 朝は晴れていたのですが徐々に悪化して今は雨が降っています。

 外回りのガラス掃除が来る予定だったのですが足場が悪くては危険と言う事で日延べになりました。


   チューリップ
   4,21


 今はどこの花壇もチューリップの花盛りです。
 オヤジなどの世代は学級花壇の花というイメージが強いようです、校庭の隅にクラスで妍を競うようにチューリップの花を咲かせたりしたのです、ヤケに気合の入った先生が居たりしたのです。

 「チューリップに名句なし!」 とか、、、、明るいイメージが先行してしまい陰影が乏しい所為かもしれませんね。


     画用紙をはみ出す赤黄チューリップ          鈴木セツ


 子供の描くチューリップは誰が描いても似たような絵だった様な気がします。実際、当時のチューリップは子供が描いた絵のように色は違っても似たような花だったように思います。

 最近は色々な形の物が植えられるようです。


   4,21,1

 
    4,21,4


   4,21,2



  車で1時間半、ボーダーを越えるとこんな所もあるのですがね、、、、まだ行った事がありません。


   チューリップ農園(ネットより)
   DSC03506.jpg


 チューリップばかりでもね。

穀雨


 晴れ、いよいよ20度を超えてきましたよ。

 寒い間は家の中に入れておいた花達にも庭に出てもらいました、殆んどがラン系なのですが夏の庭での生活が花の咲き具合を決めるようです。

 
 穀雨=田畑の準備が整い、それに合わせて春の雨の降るころ

 農作業を始める頃となったようです。

 週末には下の農家の八百屋も開くと思います、、、、、、畑もプランターも一応準備が出来たので後は苗を買って来るだけです。

 今年は何を植えますかね、、、ミョウガとアスパラガスに場所をとられたので配置を考えなくてはね。少しずつ多年生の物に置き換わってくるようです。
 


   エニシダ
   4,20


     エニシダの花にも空の青さかな            京極 杞陽


 荒地と言いますか、手入れしないで放置しておくとこの花が蔓延って来るようです。庭木と言うより雑草(木)と言われた方が似合う様な場所を黄色く飾っているのです。

 昔、日本でも山火事の跡などに治山植栽としてエニシダが使われた事があるそうです。エニシダは繁殖し山が黄色く染まったようですが、本来の植生への回復が遅くなる様で最近は使われないようです。



   4,20,1




 ここではガマズミ(Viburnum)系の花も多いようです、
 
   花(Viburnum rhytidophyllum)
   4,20,2


   Viburnum tinus
   4,20,3

垣根


 晴れ。
 「バンクーバーサンマラソン」と言う事で街にはランナーらしき人が目に付きます、天気が良くてよかったですね。市民マラソンの集客力は年々増えるようですね、日本からの遠征組みもあるようです。



   生垣の花
   4,19


 刈り込みに強い花です、刈り込んだ形のままに咲いています。


   チェリーローレル
   4,19,1


 生垣に良く使われる「セイヨウバクチノキ)です、木が大きくなり過ぎて分厚くなってしまう傾向があるのですが葉の細い仲間の方が始末が良さそうです。


 垣根も色々ですがあまり遮断性の強い物も変ですよね、最近では防犯の面でもかえって危険だと言われています。

 「垣根越し」と言う言葉あるように元来は侵入を拒んだり、プライバシーを保護したりと言う程背が高かったり密な垣根ではなかったようです。

 都市化による住宅事情のの悪化が城砦都市のように壁を高くして来たようです。最近は国の境までが高く厳しい管理となっているようです。


 垣根は程々の高さに保ちたいものですね。


       生と死の有刺鉄線蝶くぐる              徳山直子


 花も咲いた方が好いですね。



   花(アヤメ)
   4,19,2


 そろそろ咲いてきましたよ。
   

春祭り


 晴れ。


         春祭り
         4,18


 庭の桜は散ってしまいましたが牡丹が満開です。

 元々は豊年を祈願する物なのでしょうが、、、、ここではコミュニティーの結束を確認するという意味合いが大きいようです。

 最近は「桜祭り」だ「春祭り」だと同じような物が幾つかあるようです、、、、主催する団体が違うのでしょうかね?

 元々祭りは小さな社が其々に行う物のようです、競って面白い物にしてもらいたいものですね。

 今日はお目当ての「饅頭」も無かったので一回りして帰りましたが、何だか前より盛り上がりが欠けているような印象だったのは思い過ごしでしょうか?

 
      村捨てし人も来てゐる春まつり              柴田志津子




   花(牡丹)
   4,18,1


      白牡丹散りたる音は知らざりき               加藤楸邨



   ヤマブキ
   4,18,2

花水木

 晴れ。


   ハナミズキ
   4,17


        亜米利加は遠くて近き花水木            稲畑廣太郎


   白
   4,17,1


   赤
   4,17,2


 桜=日本  花水木=アメリカ と言う図式が出来てしまっているようですね。


 米文化の象徴「マック」が131店舗閉店するようです。

 時代の流れを感じますね、、、コーク&バーガーに代表されるようなアメリカ食文化の衰退と言う事なのでしょうね。

 健康志向の強い時代ですからね。子供にせがまれて通った時期もありましたが、「あんな物食ってたら早死にするぞ!」と言う様な目で見られるようになってしまったようです。

 大量仕入れ、集中キッチン、宣伝上手、マニュアル化、大衆化、、、、、アメリカ的成功図式の限界が見えて来たという事の様でもあります。


 そう言えば、、、、マックもケンタもしばらく行っていませんね。血糖値、コレステロールに高血圧などと書きたてられたのでは寄れませんが、、、、老人嗜好と言う訳にも行かないのでしょうね。

 
  そんな事より、花見もやってないぞ!


   小島カッパ
   4,17,3                                                       ネットより


 もう、色っぽい小島漫画もみられなくなってしまいました。
 
 
 しかし、この「ボイン」味噌汁や納豆で育ったものには見えませんね。お弁当箱の中はバーガーかも?

 結構根強く我々のDNAに入り込んでいるのかもしれませんね。
 

躑躅


 晴れ。


   ツツジ
   4,16


     死ぬものは死にゆく躑躅燃えてをり          臼田亞浪


 漢字で書くと「躑躅」、とてもオヤジの手には負えそうもありません。

 躑躅(てきちょく)=行っては止まる、躊躇する。

 諸説あるようですが、、、見る人の足をも止める美しい花と言う事にしておきます。


   4,16,1


 自民党に情報通信戦略調査会なる物があるそうで、そこにNHKとテレビ朝日の幹部が呼びつけられたとか。

 
   メディアが委縮するとすれば「極めて情けない」


 と言う事ではありましょうが、、、、、何だか情けなくなっているようにも思えるのですよね。アジア系のニュースに遠い昔を思わせる様な匂いを感じたりするのです、目線が何だか上にあるのですよね。中には週刊誌と紛うようなものまでも、、、。

 気の所為でしょうか、、、、現政権の匂いのように思えたりするのです。


 躑躅ですよね、、、、もう少し足元を固めてから書く事のようですね、花へ。

 しかし、知らず知らずの内に呑み込まれてしまうのでしょうね。



 
   花(ポピー)
   4,16,2



 4月29日 日本の首相として初めて上下両院合同会議で演説。
 
 ここでも色々な雑音があるようですが、、、、何を語ってくれるのでしょうね?

 国内向けの論調では、、、又、、、。
 

若葉

 曇り時々晴れ。


   若葉
   4,15


  昨日書いたばかりなのに、、、柳もありました。(よく調べもしないで書くとボロが出ます)

       やはらかに柳あをめる
                北上の岸辺目に見ゆ
                          泣けとごどくに             石川啄木


 浮き島の桜ももう柳の緑に呑み込まれてしまいそうです。

 この間まで咲き誇っていた花達も何時の間にか緑に包まれてしまいました、もう過去の華やぎなど忘れてしまった様な静かな佇まいなのです。


 どうも人は緑を見ると気持ちが落ち着いてくるようです。植物の再生が明日の食を約束してくれると言う、長い苦難の時代に刷り込まれたDNAの所為なのかも知れませんね。


 街は日に日に緑が濃くなってゆきます。



   花(ヤブデマリ)
   4,15,1


   オキナグサ
   4,15,2

   

花と歌


 晴れ。


   4,14


 晴れると雨あがりの若葉が目に沁みるようです。しかし花冷えもするはずです、山の消えかかっていた雪も蘇えっています。


   友がみなわれよりえらく見ゆる日よ 花を買ひ来て 妻としたしむ       石川啄木


 13日は啄木忌でした。

 彼の歌で花が出てくるのは少ないのではないでしょうか、、、上句も何の花やら判りません、バラ?。一寸本をめくって見たのですが、矢車の花、はまなす、だいこん、程度と固有名詞は少ないようです。
 
 季語を使わぬ短歌作家の宿命なのかもしれませんね、人間観察に力点があったのでしょうね木、草、花と言う使い方が多いようです。


   ふるさとの 山に向ひて 言ふことなし ふるさとの山は ありがたきかな


 有らぬ時に蘇えって来るのですよね、、、、、これが啄木の言葉の魔術なのでしょうね。もう少し花も歌って欲しかったのですがね。


 

   花(牡丹)
   4,14,1


   牡丹花は咲き定まりて静かなり花の占めたる位置のたしかさ    
                                                   木下利玄      
                                                         


   石楠花
   4,14,2


    
 

リラ冷え


 雨。


   リラ冷え
   4,13


 今日は雨、リラ冷えとでも言うような気温です。先日は「花冷え」と書いたばかりなのにね、写真は晴れた日のものを借りました。


      リラ咲けり含羞つとに忘れられ              酒井弘司


 どの道を辿ってもこの花に出会います。


   4,13,2



      4,13,1


 雨と冷えの所為でしょうか香りはまだ薄いようです、少し遅れて咲く白と濃い紫が咲き揃うと街中が仄かな香りに包まれるようです。北国の春の香りとでも言うのでしょうかね。


 花の香りのわりに香料としては使われていないようです。抽出すると生花とかけ離れた香りになるとか、また、切花にすると直ぐに香りがなくなってしまうようです。

 これからが花盛り、春の香りはもうしばらく楽しめそうです。



   花(グンネラ、マニカタ)
   4,13,3

 
 寒い寒いでもつまらないので南国の花、さすがに大きいですね。

 余程丈夫なのか北国でも平気で育つのですよね、冬の間は世界一大きいと言う葉は枯れてしまいますが、若葉と花はもうニョキニョキと伸びてきました。

 「花冷え」の「リラ冷え」もなんのそのと言う勢いなのです。

イタドリ


 曇り、夜になると小雨。


   イタドリの道
   4,12


 子供の頃は「イタンポ」と言っていたように思います、酸っぱいのですが塩をふって齧ったりしたものです。当時は何でも食べましたからね、、、別名は「スカンポ」だそうですがこれは「スイバ」と競合するようで混乱があるようです、どっちも酸っぱいという共通点はありますがね。

 

   土手のすかんぽ、ジャワ更紗。 昼は蛍が ねんねする。 僕ら小学 尋常科。
   今朝も通って またもどる。 すかんぽ、すかんぽ、 川のふち。
   夏が来た来た、 ド、レ、ミ、ファ、ソ。                           北原白秋


 「スカンポの咲く頃」ですが、、、、はてどっちを指すのでしょうね?

 ネットを見ると両者あるようですが、、、、「ジャワ更紗」が気になるので調べてみました。


   ジャワ更紗
   4,12,3


 こんな写真がありました、、、、花のイメージからすると「スイバ」に軍配が上るのではないでしょうかね。


 が、子供には「イタドリ」の方が魅力的でしたよね、きっと何時までも「土手のスカンポ」はイタドリでしかないような気がします。


 言葉はイメージを導くトリガー(引き金)なのだそうですが、言葉が混乱していてはね、、、、、。




   花
   4,12,1


   ニワトコ
   4,12,2

ユダの木


 晴れたり曇ったり。
 花冷えとでも言うのでしょうか12,3度の日が続きます。天気予報もまだ山の方には雪マークが付いたりするようです。


     花冷えと書き大陸の春おもふ            大野林火



   ハナズオウ
   4,11


 その所為でしょうか、紫は少しずつ濃くなってくるのに中々咲いてきません。


   4,11,1


 「裏切り」などと言う不名誉な花言葉が与えられています。

 俗称「ユダの木」(Judas tree)、イスカリオテのユダが首を吊ったのがこの樹木だと言われているのです。

 花にとっては迷惑な話ですね、可愛らしい花なのにね。でも人気のある花のようでこの道は一ブロック紫が続いています。


    裏切り=味方を捨てて敵方についたり、約束・信義・期待に背いたりすること。

 元々は信頼関係にあった訳ですよね。

 日銀は幾らお金をばら撒いても「インフレ目標2%」を達成出来ないと気をもんでいます、スタート時の言葉とは随分話が違って来ている様に思えます。又、原油安を想定外などと言うのは如何なものなのでしょうね、日本経済にとって追い風でしかないように思えるのですがね。
   
 「異次元緩和」と言う荒業を多くの人々はハラハラして見ているだけ、長い目で見れば危険すぎる賭けでしかないと思っているのではないでしょうかね。故に「笛吹けども踊らず」と消費は萎縮したままなのです。

  信頼関係が無いのでは成果も上らないのでしょうね、裏切りにもならないかもしれませんがね、、、、副作用や出口問題にも言葉を尽くさなくては笛の音も踊りを誘うことにはならないようです。(如何考えても庶民感覚では大きな揺り返しが来るとしか思えませんからね)

 「同じ阿呆なら、、、」 と踊って良いやら、悪いやら????
 



   4,11,2

 ウツギの仲間でしょうか、次々と咲いてくるようです。
 

八重


 曇り、12度はあるのですが陽が出ないと薄ら寒く感じます。


 今、八重の桜が満開です。

   八重桜
   4,10


 「八重咲き」は突然変異で出現するのだそうですが、、、、。

     七重八重花は咲けども、、、、実のひとつだになきぞ悲しき       太田道灌

 と言われる様に種子をつけない物が多いのですが、、、、、巷には八重の花が溢れています。派手で目立つと言う事で栽培品種として喜ばれるからのようです。


   4,10,1




  「天宝3年3月二三日 <晴れ> 関屋の里」
  関屋の里へ入る、と、なんと、八重桜の花盛りだった。悪くない。いや実に良い。もう少し若かった頃は、椿も梅も八重咲きが好きじゃなかった。清楚な一重に比べぼってりと厚化粧の感じがした。今見ると、まるで印象が違う。かわいいのだ。茶屋の少女にもたれかかるようにして下がる重たい花房が一生懸命の感じがして、いとしかった。
                                      江戸アルキ帖 (杉浦日向子)    


 年と共に好みも変わるようです、、、、さて貴方はいかがですか?

 実をつける事も無く咲き誇る桜、、、、現代を象徴しているようでもあります。

 
      ほつかりと咲きしづまりぬ遅桜           与謝蕪村



   花(キバナカタクリ)
   4,10,2


晴天、もう初夏と言う感じです。


   キャンビーブリッジからダウンタウン
   4,9


 何時の間にか高いビルばかりになって来ました、人は鳥よりも高い所に棲家を作るようになったようです。


   アオサギのコロニー(営巣地)
   4,9,3


 どうせ高すぎて写真にはなるまいとは思ったのですが散歩の途中に寄ってみました。大集団なので騒音、糞害で嫌われる事もあるようですがここは公園の一画、天敵も居ないようで定宿となっているようです。


   巣
   4,9,4


     鳥の巣を許して樹齢八百年                 長田等


 我が家の辺りも高層ビルが次々と建ってきました。新しい物は益々柱は細く工期も短いように思える建築方式のようです、樹齢800年とは言いませんが老人には何か心許無く感じられるのです。

 何れは住む事になるのでしょうが、二階より高いところに住んだ事の無い者に鳥より高く住めるのでしょうかね。今日はガラス拭きの見積もりに来てもらったくらいですからね、もう屋根に上っての仕事すら恐ろしいのです。



   花(ハナミズキ)
   4,9,1


 ポトマック河畔の桜の御礼として1915年に日本に来たハナミズキは「敵国の贈り物」と言う事で一時所在不明となっていたようです。峰氏の原木探しによると、52本送られた中の数本の原木が健在で今でも花を咲かせているそうです。


     花水木敵たりし日を遠くして             稲畑廣太郎


 桜は見上げる人の方に顔を向けてくれるのですが、、、、ハナミズキは太陽の方ばかりに向かって咲くようです。

 何か暗示的でもありますが、、、、写真を撮るのはこっちを向いてくれた方が楽ですね。

ヘイタイススメ

 晴天、ほんに気持ちの良い一日です。


   カエデの花
   4,8


 カエデは前もに出したのですが、、、、よく見ると花の形が違います。


   アップ
   4,8,1


 早く咲くのが「イタヤカエデ」で、今も黄緑で同じ様に見えるのですが花ではなく若葉に変わっています。今咲いているのは「ヒロハカエデ」のようです、房状の花で名前の通り大きな葉が特徴です。


  
  どこの国でも自分の国の非をかくすのが当然であり健康である。故に健康とはイヤなものである。ソ連も中国も自国の非を青少年に教えない。国民の「誇り」はこの虚偽の上にあるのである。
 ひとり日本人だけはありもしない自国の非をあばいて直とするのは、良心的だからである。そして誇りを失ったのである。                  山本夏彦


 教科書と政権の問題ですが、、、、健康過ぎるのも困り者ですよね、各国が「愛国」ばかりになってもね。


    政府代われば歴史が変わる         五社蘭平(朝日川柳4,8)


 まぁ、一夜明けたら黒塗りだらけとならない程度にはしなくてはね、、、、憲法も教科書も一度塗った墨がはげて来ているようにも見えます。

     サイタ サイタ サクラガサイタ ススメ ススメ ヘイタイススメ

 てな事になっても困りますからね。何だか墨が薄れてきたようで「ヘイタイススメ」の文字が透けて見えて来るこの頃のようであります。


 近代史の解釈には夫々お国の事情は付き物でしょうが、、、、子供達に災いの種を蒔くことだけは避けて欲しいものですね。



   花(ミツガシワ)
   4,8,2



   月桂樹
   4,8,3

春の雲

 晴れ。
 気温も上がってきて半袖で十分です、持って出たジャケットはもう只の邪魔者でしかありません。


   四月の空
   4,7


 遠山の雪も殆ど消え、枯れ色の原っぱも緑に塗り替えられつつあるようです。


     春の雲おおいと呼んでみたくなる            西美知子



   16度
   4,7,1



 
 翁長沖縄知事と菅官房長官の話し合いがやっと始まりました、予想通りのスタートですがね。

 70年前の今日、沖縄特攻と言う事で戦艦大和は撃沈されましたが、沖縄にはまだ救援艦は届いていないのかもしれませんね。不沈空母沖縄としてみるだけでは乗員との折り合いは益々悪くなってしまうようです。


 何だか勇ましい話の出てくる時代のようですが「大艦巨砲」のような勘違いに入り込んでいませんかね?


      戦友別杯の歌        大木惇夫 

       言うなかれ、君よ、別れを
       世の常を、また生き死にを、
       海ばらのほるけき果てに
       今や、はた何をか言はん、

       熱き血を捧ぐる者の
       大いなる胸を叩けよ、
       満月を盃(はい)にくだきて
       暫し、ただ酔ひて勢(きほ)へよ、
 
       わが征くはバタビヤの街、
       君はよくバンドンを突け、
       この夕べ,相離(あいさか)るとも
       かがやかし南十字を
       いつの夜か、また共に見ん
 
       言うなかれ、君よ、わかれを
       見よ、空と水うつところ

       黙々と雲は行き、
       雲はゆけるを

 大和の乗組員たちも詩っていたのでしょうかね。

 行く雲は同じでも、、、、、変な方向に美化されても困るのですよね。沖縄から戦闘機の飛行機雲が消える日は来るのでしょうかね?



   花(アマドコロ)
   4,7,2


   ドロニカム
   4,7,3

春の味覚


 晴れ。


   最後のサクラ
   4,6


 カンザン系(さとざくら)と言うのでしょうか、ピンクの八重桜の盛りとなりました、次々と楽しませてくれましたが最後のサクラとなりそうです。


   4,6,1


     一重づつ一重づつ散れ八重桜             子規


 こんな無理を言ってもね、、、、しかし丁度今咲いているサクランボの花が八重でもないのに花の形のまま落ちているのですよね。


   サクランボの花
   4,6,2


 昨日刈った芝の上にサクラが咲いたように並んでいます、これではサクランボが、、、、どうも小鳥達の仕業のようです、サクランボになってから食べた方がよさそうですけどね。



   ダンゴ
   4,6,3


 のバラ寿司、ワラビの煮浸し、フロフキ、田楽の山椒味噌。(山菜三点)

 サラダ、揚げだし豆腐、マグロ(義姉の宴会ために下ろした物の切れ端でブツ)、酒。

 山菜尽くしです、木の芽とワラビはもらい物ですが蕗は我が家の物です。

 裏庭の蕗が青々と茂ってきたので何時食べるか狙っていたのですよね、ついでに近所の友にもお裾分け。互いの庭で出来た物を分け合っての春の味覚なのです。


     立寄りて 行かれよ 庭の 蕗 採らん        中村紫苑


 まだ野菜苗の植え付けもしてないのに、、、、自然の恵みはありがたいものですね、お大尽にでもなった気分です。

 結構長い間の我が家の常備菜なのです。

 初物75日とか、、、、、しかし「人のうわさも75日」、悪さをした分だけ取り返すことが出来そうですね。

レトロな街


 晴れ。

 毎週来るコマシャル通りですが、久し振りに傘を持たずに来たような気がします。


   街角
   4,5


 決して綺麗な通りとは言えませんがレトロな感じのする町なのです。この電柱宣伝があるのもこの通りだけだと思います。各電柱に写真の様にベタベタと糊付けされた宣伝が分厚くなる程重なっています。


     朧なるレトロの街のカフエかな           丸山大手門


 前をお仲間が歩いていますが、恒例のボーリング場は1ブロックばかり歩いた所なのです。ここはイタリア街、手軽なカフエも並んでいるのです、ビールの美味しい時期になりましたからね。



   花(チョイシア)
   4,5,1


 「メキシカンオレンジ」と言われるようでミカン科特有の芳香がありますが、実は生りません。


   ライラック
   4,5,1


 我が家のライラックも咲き始めました、まだ香りは弱いようです。


     散策の道変へてみるリラの風           細江久美子

芝刈り


 陽が出たり入ったり、、、猫の目ののように変わる一日です。

 グッドフライデーと言う事でイースターの大型連休の始まりなのですが、、、、無信者には只の休日、それも現職で無いと休日の有り難味も薄れてしまいました。


     昇天祭夕月楚楚と天にあり              古賀まり子


 春分から最初の満月の次の日曜日がイースターを決めるようです、空には朧な月が大きく出ています。俳句の季語にはなっていますが、どうも日本人には馴染まぬようで面白い句は見付かりません。クリスマスよりも宗教臭が強い所為でしょうかね。

 教会に行くでもなし、芝刈り。


   芝刈り
   4,4


 まだ伸びきっていないので何時切るか微妙なのですよね。ずぼら者には中々決断が付かないのです、 庭の奥のフキがあんなに茂っているのですから潮時なのでしょうね、もう食べられそうです。

 それでも、芝刈り機が庭を一巡りすると見間違えるようにスッキリしました。


 「おじいさんは山にしば刈りに、おばあさんは川に洗濯に・・・」 と言う事で男の仕事のようです。

 これが出来ないようになれば集合住宅(アパート)にでも引っ越すしかないのですけれどね。

 昔話のシバは「柴」ですけれどね。子供の頃は面白がって里山に入り薪(たきぎ)伐ったりしましたが、シバ刈りは今も昔も結構重労働なのですよね。


 せめて狭い庭ぐらいは何時までも刈り続けたいものですね。



   花(セイヨウジュウニヒトエ)
   4,4,1


     日を浴びて 十二単衣の 草の丈        岡本まち子 


 重ね着しても単色ではね、、、、名前負けしているようでもありますが群生していると「春だ!」と言う気にさせられるのです。


   フォザギラ
   4,4,2


 「シロバナマンサク」と言うくらいでマンサクの仲間のようですが、、、、、これでは判りません。

楡銭

 雨。
 

   大木の花
   4,3


 「シベリアエルム」
 楡(ニレ)の仲間ののようです。この黄緑は花なのか若い果実なのか判然としませんが見事な大木が若葉したように瑞々しく薄緑に染まっています。


   4,3,1


 ニレ属の翼果は銭の形に似ているとか、「楡銭」(ゆせん)と言うそうです。


     青白く楡銭乾けりおと葉より用なげなれどなまめしけれ           与謝野晶子

     楡の錢散り敷く道ぞ八方に                             佐々木有風


 これは共に満州での作のようです。 「満州楡」と言われるものなのかもしれませんね。


 「楡家の人々」と言う北杜夫の長編を思い出しました。茂吉から自分に繋がる家系を描いたものですが如何して「楡家」としたのでしょうね。大樹のイメージはありますがね、、、脳病院に楡の木があったかどうかは記憶にありません。



     赤い夕陽が 校舎をそめて
                     ニレの木陰に 弾む声       高校3年生


 この楡とは違うのでしょうかね?卒業の頃こんな花が咲いてたと言う記憶が全く無いのですよね。




   花(シバザクラ)
   4,3,3

 
 足元もサクラ、この花が庭を飾るようになると春も「たけなわ」と言う事ですかね。

 「たけなわ」には盛りを過ぎた、終わりに近いと言うニュアンスがあるようですね、もう初夏の気候なのです。

 

地元の花


 曇り時々晴れ。
 
 タックスの申請が終わりました、、、、年金とRRSPの切り崩しだけの収入では追徴されると痛いのですよね、なんとか少し還ってくるようで一安心です。



   ハナスグリ(白)
   4,2


 Ribes sanguineum
 1780年、アメリカ太平洋沿岸へ探検に出たジョージ・バンクーヴァー船長(Captain George Vancouver)に同行した植物学者アーチバルド・メンズィー(Archibald Menzies)によって発見された。

 バンクーバーアイランドで発見され、それから栽培品種が色々と出来たと言うくらいで地元の花なのです。そんな訳であちこちで見受けられるのです、紅白あるのですが紅は前(3,26)に出したので今日は白です。


       4,2,1




   花(釣鐘水仙)
   4,2,2


 石ころだらけの庭の隅にカバーとして植えていたのですが、、、今では殆ど雑草の扱いです、矢鱈と増えてくるのですよね。

 名前が長すぎるようで俳句は中々見付かりません、可愛い花なのですがどうも正当に扱ってもらえないようですね。


       黄水仙咲き疲れたる撓みかな          関戸 国子


 黄水仙は大分前から咲いているのですが、まだまだ衰える事は無いようで花壇をチュリップと分け合っているようです。


   4,2,3

四月馬鹿


 晴れ。

 友達とランチ。
 現役の頃、「年金おばさん」と呼ばれていた老婦人の仲間がありました、年金の出る日には必ず顔を出すのです。我々も月一位では一緒に食事をしたいものですね、、、、年金の出る日にしましょうかね。

 手土産に庭の「ウド」と山で摘んだ「ワラビ」をもらいました。


   ウド
   4,1,3


 さっそく酒の肴にしましたよ、ご馳走様!



   四月の散歩道
   4,1


  「四月馬鹿」などと言わなくなってしまったようですね。子供の頃は罪のない嘘をついてもよい日だと言う事でアレコレ知恵をしぼったものでした。

 もう、嘘が普段から充満してしてしまった所為なのかも知れませんね。

 政治家が「成長戦略」などとバラ色の未来を約束するのも罪の無い嘘と言う事で、毎日が四月馬鹿なのかもしれませんね。


    石投げて天に穴あく四月馬鹿             神蔵器


 そんな事にはお構いなく、小さな花を咲かし続けることしかありませんよね。


   タンポポ
   4,1,1


 踏まれても刈られてもタフに生き、タフに咲くのです。何時散るともなくいつもある花で、この黄色い花が見えなくなるのはほんの少しの間だけのようです。


     ぢつとしてたんぽぽのちる                     山頭火





   花(メギ)
   4,1,2

蛇穴を出づ


 晴れ、3月も終わってしまいました。


   春の道
   3,31


   春の山
   3,31,1


 遠山には雪が残っていますが里は紛れも無く春なのです。


  巨大スギナ(ノーザンジャイアントスギナ )は普通の「土筆」より遅れて出てきます、随分な大筆ですが食べる気にはなりませんねが、タンポポと共に春の野を飾ってくれるのです。


    ひと雨のあとのあかるき春野かな          井出 幸子


 雨でしばらく来なかったら、土筆も代替わりしタンポポの黄色が目立つ様になりました。春も深まってしまいました、明日からは4月です。


   初蝶
   3,31,5


 初めて見た訳ではありませんが初撮影と言う事で「初蝶」とします、、、、今日は蛇が道を横切る姿にも遭遇しました、このところ少し気温は下がって来たのですが春は紛れも無く長けて来たようです。


     けつかうな御世とや蛇も穴を出る              小林一茶


 4月は新学期、新年度と言う事です、気分を変えてオヤジも穴を出てみますかね。



   花(バイモユリ)
   3,31,2


   小鳥
   3,31,3
プロフィール

あなまどい

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私の日常と、私に棲み憑く
不可解な生き物オヤジの呟き。
年式   私   50年型
     オヤジ 不明
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燃料  アルコール 
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