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初雪


 初雪です。
 降ったのは深夜だけだったようで、朝から雪晴れというのでしょうか青空です。気温はプラスにはならなかったようで薄い雪ですが消える様子がありません。


   雪の朝
   11,29


   雪晴れ
   11,29,1


     うつくしき日和となりぬ雪のうへ           炭 太祇


 大した雪ではないので素直にうつくしいと言えるわけですが、先般のニューヨーク州の大雪などは非常事態宣言が出る始末でした。
 雨の降り方などを見ると何処でも想定外と言える雪が降る可能性がありそうです。

 何時もはドカッと降る初雪なのですが、、、、少ないと反って大雪を予感させるようです。



   ムクドリ
   11,29,2


 ホシムクドリでしょうか群れをなして雪の庭に集まっています、彼らには厳しい現実が迫っているのかもしれません。


     椋鳥と人に呼ばるる寒さかな           小林一茶


 江戸の時代、冬にななったら集団で出稼ぎに来る北国の人々を「椋鳥」と蔑んだようです。


 選挙では地方の再生をと声高に叫んでおりますが、具体策は示せないようです。アベノミクスが地方まで浸透して来るまでと悠長な事では間に合いそうもありませんが、どんな選択がなされるのでしょうね。
 
 都会の寒風の中を今日も椋鳥は群れ飛んでいるのであります。
 

   11,29,4



 穏やかな冬であってもらいたいものですが、雪の予報はありませんが零下の日々が続きそうです。


   花(イチゴノキ)
   11,29,3


 白い雪の中で鮮やかに光って見えますが、鳥達は突かないのですかね。
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枯野の犬


 久々の青空です。


   枯野
   11,28


   土堤を外れ枯野の犬となりゆけり       山口誓子(1945年)
   紐解かれ枯野の犬になりたくなし       榮 猿丸 (2008年)


 時は移り行きます、、、、人もまた。

 散歩の途中で犬との散歩中の友達に遭遇しました。犬に聞いてみようと思ったのですが、、、、老犬で散歩はしたがるようですが、直ぐに帰りたがると聞いて止めておきました。

 
 管理社会という言葉があります。一歩一歩それに近づいているようです。

 管理機構の巨大化、社会の組織化、高度情報化などによって、人間が生活のあらゆる面にわたって管理されるようになった社会、(ブリタニカ国際大百科事典)

 ここを逃げ出すと言う事は「枯野の犬」となることなのでしょうかね?

 なりたくもありなりたくもなし!心だけでも自由にありたいものですがね。


   花(ビバーナム)
   11,28,2



 追、

 今、外を見ると小雪がちらついてきました、明日は初雪と言う事になりそうです。


   11,28,1


 山の上もこんな物だったので安心していたのですがね、、、、11月もあと僅かでは致し方ありません。


 
    

唐紅


 雨はあがったのですが、、、鉛色の雲で薄暗い一日です、風も出てきました。


   11,27


 出掛ける気にもならないので昨日と連続写真のように庭のモミジ、1日で散ってしまいました。

 庭が赤く染まっています。明るいともっと鮮やかな赤なのでしょうがね「唐紅」でもしておきます。


    ちはやぶる 神代もきかず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは        在原業平


 歌の講釈をしても「 小遊三」の落語の如く、隠居と八っつぁんみたいなものなので、「神々の時代でも聞いたことがない」の部分だけをもらいます。


 今、日本の地下は如何かなっているのでしょうかね?

 大きな地震が何時までも続きます、オヤジも日本に行く度に大きな地震に遭遇するのですよね。又、南海だ関東だで起きる確率が云々と姦しいのですよね。
 と思えば突然火山活動が活発になったりします、御嶽山だけではなく阿蘇までが噴煙を上げ始めたようです。

 川がモミジで赤くなった程度なら良いのですがね。

 話が続かなくなったので、、、、。

 この「竜田川」の色から「竜田揚げ」の名がついたのだそうです。給食の鯨の竜田揚げとはイメージが繋がりませんがね。


   花(ホウズキ)
   11,27,1


 冬枯れの庭の隅に赤いホウズキだけが浮き立っています。


    霧雨や鬼灯残る草の中             芥川龍之介
 

 今に時期には「鬼灯」と書くのが似合うようです。

 

 

刀狩


 今日も雨ですが少し寒きなってきたようです。
 山の友からは雪掻きの映像がフェイスブックに投稿されています。


   モミジ
   11,26


 真っ赤に染まったと思えば、、、、アッという間に散ってしまうようです、雨の中で終わってしまうのは可哀想ですがね。


      紅葉雨鎧の武者のとほき世を           三橋鷹女


 暴動の映像が写っています何処かと思えばアメリカです。

 黒人少年射殺警官の不起訴と言う事が原因です。警察側と目撃者の証言は食い違っていますが「恐怖を感じて発砲」と言う事間違いないのでしょうね。
 この最中にエアーガンを持って遊んでいた少年が警官に射殺されました。子供ですら安心とは思われてないのです。

 アメリカ社会にはこんな相互不信に満ちているのです。貧困層は出口の無い連鎖に発火寸前なのですそこに銃がゴロゴロしているのですからね。

 子供の頃は西部劇全盛でした、、、2丁拳銃に星の形のバッジをつけた保安官と無法者の銃撃戦に手に汗握ったものです。

 ちっとも変わっていないのかも知れませんね、この国は何時になったら銃を手放す事が出来るのでしょうね。

 刀狩は鎌倉幕府以来何代もの政権が何回も行っているようですが、ここまで減ったのは太平洋戦争後のGHQによる「銃砲等所持禁止令」の成果のようです。本国でもやればいいのですが、外には兵器を内には高性能銃をと流し続けているのですよね。


   花(コムラサキ)
   11,26,1

 

    むらさきしきぶ 熟れて 野仏 やさしかり         河野南畦

 

風邪??


 雨、一日中しとしとと降っています。


   11,25


 昨夜から鼻水が、、、、ティシュが手放せません。風邪でもひいたのでしょうかね、気分はいいしクシャミも出ないので大丈夫だとは思いますがね。


      哲学も科学も寒き嚔哉          寺田寅彦


 一応、みんな浮世の所為という事にしておきます。



   花
   11,25,1


 季節外れのアカツメグサも風邪をひいた様な色をしています。


 インフルエンザの季節になります、鳥インフルのウイルスも各地で検出されているようです。

 ご自愛ください、今日は寝ます。

テレビ雑感


 雨。


   モール
   11,24


 何時の間にかモールもクリスマスモードに入って来たようです、道端ではツリー売り場などの準備が始まりました。


 外に出る事も出来ずにいるとテレビの前にいる事が多くなります。

 ワイドショウは例の青酸殺人容疑者へのインタビューの映像を流し続けます。しかし、「どや顔」で手柄のように映される映像を見ている内に嫌な気分になってきました。

 たとえ「容疑者?」とは言えまだ自由に生活している時期に斯くも強引なインタビューがなされて良いのでしょうかね?簡単に取材に応じてくれるとは思えませんが、あたかも正義の味方のような強引さも犯罪に当たるのではないかとさえ思えるのです。犯罪は法によって裁かれるのであってマスコミではありません、逮捕されたとしても判決までは「推定無罪」ではなかったですかね。

 バラエティ番組(退屈貴族)で「火渡り」をした老人が火傷がもとで死亡したとか、、、、自ら火の中に入る老人も困ったものですがスタッフも火の中に入れば如何なるかくらいは判っているでしょうにね。

 テレビ局はこの事件や映像のもみ消しに奔走、元警察幹部まで動員したそうです。

 
 メディアは国民の「知る権利」への奉仕であり、表現をなす者は自らを律する責任があると言うことなのだそうですがね。
 
 
 日本のニュース、当地のニュースと交互に見る事になるのです、まぁどちらも「ロクデモナイ」事件ばかりですがね。その中に社会や習慣、生活の断片が見え隠れするのです、災害時の対応などを見ると日本社会の成熟度と言いますか安定した市民社会が滲んで見えます。
 もっと自信を持って好いのではないでしょうかね、力と金だけではとても作る事の出来ないもののような気がします。

 たまにテレビを見続けたので感想です。


   花(ローズマリー) 
   11,24,1


 この花の花期は長いのですが、この寒いのに、、、、。



   リス
   11,24,2

孤独


 雨のち晴れ。
 夜中から降りだした雨が残っています。傘を持って出掛けたのですがボーリングが終わった頃は青空に変わっていました。


   雨あがり
   11,23


  このところ降る日が多いのですが、一雨ごとに冬が深まってくるようです。


      かくれんぼ 三つ数えて 冬になる             寺山修司


 目を開けれが冬だったとなれば恐怖ですが、、、、、季節同様孤独感の漂うこの頃であります。

 テレビをつけるとこればかりです、、、、「青酸連続変死」

 結婚の条件    高齢、資産がある、1人暮らし

 こんな条件で標的にされてはね、、、、毒を盛られても叶いませんがこの三条件揃うと孤独から逃れたくもありますよね。

 被害者であれ加害者であれ老人に絡む事件が増えているようです、数が増えているので当然とも言えるのでしょうがそこに漂う孤独感には悲しい物が潜んでいるようです。


     湯豆腐やいのちのはてのうすあかり          久保田万太郎


  湯気の向こうには寂寥感しか無いのでしょうかね。


   花(フウロソウ)
   11,23,1


 枯れ果てた花壇の残骸の中に一輪だけ咲いていました。

11月22日

 久し振りの青空ですが、、、、今日限りのようです。



   11,22


      冬の日や前に塞がる己が影             村上鬼城


 青い空の向こうに白い雲ですが、長い影は薄く冬の日は頼りないのです、囲碁の会に出掛けたのですが帰りはもう暗くなってしまいました。


 1963年11月22日、オヤジの13歳の時ですが第35代アメリカ合衆国大統領ジョン・F・ケネディが暗殺されました。

 何か、こんな小春日和の中で聞いたような記憶が残っています、子供心にもその衝撃は大きかったようです。田舎者にとっては遠い遠い別世界の事だったと思うのですが、アメリカは結構傍にあったのでしょうね。

 考えてみると、日米関係は当時と何も変わっていないような気がします。激動する世界情勢の中では稀有な事のように思われるのですが、、、はて良いのか悪いのか??

 当時、コカ・コーラボトリングが各所に会社を設立しています。各家庭にサンプルのボトルを配っていたりしたのですが、「黒くてクスリの様だ」などと言いながらも清涼飲料水市場を席捲しました。

 我々世代もコークのようにアメリカに馴染んでしまったのでしょうね?

 が今は、時代は変わり炭酸飲料からお茶やミネラルウォーター等の健康志向が強いのだそうです。

 選挙でも争点の一つである「集団的自衛権の行使容認」「基地」、、、と日米関係に関わる事項にも「健康志向」の様な新しい意識が起きないものですかね。仮想敵国?に対する意識に温度差も感じられるのですがね。



   ダンゴ(弁当風)
   11,22,1


 外に出掛けたので夕食は弁当風になっていました、これなら何時帰って来てもすぐ食べられます。

 酒さえ温めればこの通り。

 今日は「良い夫婦」の日だとか、いろいろありますが有難うございます。
 

    「連れ合い」も 10年経つと 「つれない」に       綾小路きみまろ


 「きみまろネタ」にならない様にしましょうね、もうウン十年ですからね。



   花(ピラカンサ)
   11,22,2


 赤い実ばかりが目に付く季節です。

「まめだ」


 一日雨。


   モミジ
   11,21


 天気が悪いので冴えませんが我が家の荒れ庭もモミジのおかげで華やいで見えます。


   11,21,1


 これは向こう側に見えているものですが、この雨で道路を赤い川のように流れてゆきます。


  「円安」「株高」でしょ!

 と見得を切られても、、、、その為に払われた物の評価が置き去りにされては片手落ちというものでしょうね。

 タヌキのように「デングリガエリ」を繰り返し木の葉をお金に見せてきたのですからね。

 降りしきる公孫樹落ち葉の下で、、、
  
 「あ、お母はん見てみ。タヌキの仲間から仰山、香典が届いたがな」


 これは落語「まめだ」のオチです、三田純市さんの直筆原稿が桂米朝さんの家で見付かったとか。

 怪我をした子タヌキ(まめだ)が木の葉のお金で膏薬を買うが使い方が判らず容器である貝殻を体に貼り付けたまま死んでしまうというような話でしたかね。

 国の大盤振る舞いしたお金が、今降りしきるモミジと同じ様に溝に流されるような日が来るのではないでしょうかね。

 せっかく手に入れた「円安」「株高」も、、、、「まめだ」同様傷ついた人達には貝殻でしかないようです。

 昨夜、小タヌキ(ラクーン)を見たせいですかね、、、どうも雨だと気分が滅入るようです、ユーチューブで落語でも見ることにします。


   花(小リンゴ)
   11,20,3


    不平有らば 壁に擲て 寒林檎            日野草城


 * 擲て = なげうて

倦んで


 曇り&小雨
 ニューヨークの方は季節外れの大雪になっているようです。


   曇り空
   11,20,1


 左の端にスキー場が写っているのですが、少し白い部分が見えるだけです。それも人工雪なのではないでしょうか、まだ雨が降ると気温が上がるという状態なのです。


      倦むといふことも大事や冬の雨             平子公一


 倦む=飽き飽きする・いやになる・うんざりする・退屈する、やる気が失せる、人心が離れる、だれる、、、、。

 何だか現代を象徴している様でもあります、

      「倦まず弛まず」

 昔さんざ言われましたね、今若い人にこんな事を言っても「如何して?」などと返されそうな気がします。

 師走には700億円もかけた選挙ですが、こうも先の選挙の時と話が違うのではシラケ気味なのではないのでしょうかね。

 選挙と言う制度自体が倦まれてしまっては「イスラム国」方式と言いますか、暴れるしかなくなってしまうでしょう。

 自分建ちに都合の良い事だけを言うばかりでなく、出来なかった事を丁寧に説明する姿勢が無くては信頼など生まれる筈もありません。

 それが(低投票率)与党の勝つ戦術なのかも知れませんがね。


 倦んでこんな事を書いているより、、、、 布団の中で将棋の勉強でもしますかね。

 困ったものです、寝ます。


   花
   11,20,2


 気の早い早春の花もチラチラ見えてきました。


   来客
   11,20


 裏庭に子供のラクーンが4匹遊んでいました、冬支度かコロコロ太っています。

 写真は大失敗です。

白菜


 曇りから小雨に、気温は少し上がってきました。


   プラタナス落葉
   11,19

 
 久し振りに韓国系の店に寄りました。
 鍋料理が増えたこの頃なのですが肝心の白菜が良くないのですよね、、、、、白菜ならキムチの本場と言う事です、さすがですね綺麗な物がありました。
 
 店内を一巡りしたのですが以前と比べ日本製品は殆ど姿を消してしまいました、円安と言えども値段が折り合わないのでしょうかね?
 ハングルばかりの表示です。

 町には漢字やハングル、何語だか判らぬアラビア文字風のもの、、、等々の看板や商品が氾濫しています。当地の言葉(英語、フランス語)を併記する様にという運動が起こるくらいなのです。

 何語で書かれようと菓子類やラーメン、、、、箱を見れば馴染みのある色、形、と言う事で内容は凡そ判るのですが、食べると別物。なんとコピー商品の多いことなのでしょうね、しかしオリジナルが無くては客に不親切と言う物ではないでしょうかね。

 偽物が罷り通る世の中ですが、、、白菜は韓国の店が1番です。


   どうせ俺らの行く先は   その名も網走番外地~
     

 この節しか思い出せませんが、、、鼻で唄いながら白菜を提げて帰って来ました。狡すからい時代には不器用がオシャレなのかもしれませんね。

 


 この白菜ですが日本では結構新しい食材なのだそうです、昔から何度も渡来したようですが近縁種と交雑して品種が保てなかったようです。育種は島などで隔離採取するようでチョウは大敵だとか。


     寄せ鍋や酔へば口つく国訛             森野敏子


 ついでに隣に並んでいた春菊も買ってきました。



   花(バコバ)
   11,19,1


 夏の間玄関に置いていた物ですが干乾びてきたので裏庭に放置していたのですが、今頃になって又咲き揃っています。又玄関に戻しますかね、凍結しなければ冬越しも可能との事です。
   

うかうかと


 曇り。
 東の方からは雪の便りが聞こえてきました。


   雪ではありません
   11,18


 日陰の霜が融けないまま凍りついたようです、11月も半ばを過ぎてしまいました。


       うかうかと十一月となりにけり              石川英利


   11,18,1


 衆院の解散が表明されたようです。

 内閣は議会の信任によってあるわけですが、不信任と言われている訳でもないのに議員の首を切るわけですから多少は「大義」とやらもいるのではないでしょうかね。

 アベノミクスの評価をと言っても道半ばと首相本人も言っているように行く末は全くの霧の中なのです。10月末に日銀が追加緩和を発表したばかり、先日も株高、円安にもかかわらずGDPのマイナス成長という報告されています。

 自信をなくしたのかと思えば、、、、消費税を先送りして楽勝と言う読みのようです。

 何か風向きが悪くなりそうだから今の内と言うのが本音のように見えます、しかしこれ以上強くなったら何処に行くのかと言う不安が芽生えるような気もします。

 どんな評価が下るのでしょうね、甘い話には昔から毒が含まれています。


   花
   11,18,2

 
 スノーベリーと言われるくらいで純白の物が多いのですが、ピンクが入っています。
 

 

白いカラス

 晴れ。
 久し振りのセントラルパークなのですがもう池が凍りはじめたようです。


   初氷
   11,17


 寒い朝が続くと思えば、、、、何時頃から氷始めたのか知りませんが初氷としておきます。


    初氷行き交ふ人の肩上がり           柳沢典子


 二階の部屋が寒いと思えば暖房が壊れています、外がこれでは寒い筈ですよね。
 さっそく業者を呼んだのですが、、、幾ら取られるやら。まぁ、大した事は無かったようですが部品を幾つか変えましたからね。古くなると機械(床暖)も人間同様くたびれてくるようです、循環している水が真っ黒になっていました。

 


   白いカラス
   11,17,2


 羽根を広げるともっと白いのです。アルビノの一種でしょうかね、イジメなどに合わなければ良いのですがね。

 
 沖縄の知事選で現職が破れたようです、基地問題が益々混迷を深めそうです。

 どう見ても基地が争点の選挙だったのですが、、、、「基地に関する県民投票でありません。あくまで知事選」と言う自民党です、、、、、黒いカラスばかりでは無いと言う事も忘れないで、丁寧な対応をして欲しいものです。


   花(ヒマラヤユキノシタ)
   11,17,1





 
 

手袋


 晴れ、影の部分には遅くまで霜が残るようになってきました。


   夕暮れ
   11,16


 秋の暮れは「釣瓶落とし」と言いますが、もう低い陽は3時にもなるともう夕暮れの風情となるのです。


    日短かやかせぐに追ひつく貧乏神         小林一茶


 もう如何してもと言う仕事はありませんが、グズグズしていると何も出来ないと言いますか片付かないまま一日が終わってしまうのです。
 ボウリングの日ですが、買い物などして2時には帰って来たのですがもう何もする気にもなりません。

 ここでは「衣替え」などと一斉に塗り替わる様な事はありませんが、電車の中も冬らしくなってきました。

 電車の中もついこの間まではまだ半ズボンの青年などが混在していましたが、、、、さすがに襟巻き、手袋と言う冬の装備が目立つようになりました。(寒さに強い人が多いのです)

 携帯電話用の手袋でしょうか指先だけが出し入れ出来るようで、器用にスマホを操る手袋の動きに目が釘付けになってしまいました。指人形のように手袋の先が踊っているのです。(ネットで見ると指を出し入れしない物もあるようですがね)



   花
   11,15,1



 ヒイラギナンテンのチャリティーは冬に咲く貴重な花です。もう咲き始めたようですが、寒い所為でしょうねこれから中々時間がかかるのです。
 

凍て星


 晴れ。

   
   冬木立
   11,15


 もうこんなに散ってしまいました。
 道は明るくなったのですが、小枝の影の揺らぐ落ち葉の道は益々寒々しく感じられるのです。


     冬枯を見ねば横文字ばかりの街             加藤楸邨


 まだ煙草が止められずにいます。
 外でしか吸わないのですが寒いですね、冬の星座が凍てたように冴え冴えと輝いています。

 その中の小さな彗星(3*4キロ)に10年もの時間をかけて探査機が送り込まれたそうです。多少着陸に問題があり太陽電池が十分使えず休眠状態に入ったようですが、太陽に近づいた時に目を覚ましてくれると好いのですがね。

 しかし凄い技術ですね、今月の末には「ハヤブサ2」の打ち上げもあるようですが上手く行って欲しいものです。

 考えてみれば「人間の探究心を満たす」と言う行為でしかないようでもあります。大金を掛けてと言う意見もありますが、軍事に掛けるよりはましかもしれませんね。

 宇宙開発は諸に軍事利用と隣りあわせでしたからね。

 凍てたオリオンはまだサソリを恐れているいるようです、これは歴史問題では無く天体の運動に過ぎないようですがね。
 

      ほろ酔うて 寒オリオンに佇ち尽す              伊藤白雲


   花
   11,15,2


 キレンゲショウマでしょうか、黄色い物も見えますが寒さのためか色褪せて見えます。

 「天涯の花」(宮尾登美子)で紹介され有名になったようです、天然記念物となっています。

 夏の花のはずなのですが今頃咲いています、、、、、日本産と韓国産があるようですがよくわかりません。

冬晴れ


 青空は広がるのですが寒い。
 最低気温がマイナスの日が続くようになりました、何もかもが凍て付いて来そうです。


   冬晴れ
   11,7


 日溜りに居れば温かいのですが「小春日和」と言うには気温が低すぎるようです。


     冬麗の陽を載せ誰も居ぬベンチ          榎本憲吉


 日向ぼっこでもとベンチに座ってももう少し温かくないと落ち着けません、その上すぐに影がこんなに長くなってくるのです。セカセカと歩き廻るだけの散歩になってしまいました。



   花(オウバイ)
   11,7,1


 ブッシュの中に黄色い物がと近寄るとオウバイが数輪咲いています、「迎春花」と言われるくらいで早い内から咲いては来るのですが、、、、気の早い物もあるものですね。


   バラの棘
   11,7,2


 真っ赤な翼を広げた様なバラの棘です。

    
     薔薇よ、おお純粋なる矛盾、
     それだけ多くのまぶたの下に、誰の眠りも宿さぬことの
     喜びよ
                                    リケル


 リケルは俳句に興味を持ち3行詩を書いているそうです、上は墓碑銘に指定された物です。

 バラの棘に刺された傷がもとで死んだとか、、、、。

解散風


 晴れ。
 庭の木の一本が綺麗に裸木になったので枝を落としました、、、、残ったのは幹だけと言う乱暴な切り方なのですが2年目となると鋏だけでは切れません。切った枝を野菜の支柱にしようと一年サボったのが間違いだったようです。
 後で足腰が痛くならなければ良いのですがね、おかげで庭が明るくなりました。


   ススキ
   11,13


     また道の芒のなかとなりしかな             久保田万太郎


 永田町では解散風が吹き始めたようです。

 如何いうつもりなのでしょうね、意味が判りません?
 どうも消費税に関する決断を先送りするためとしか思えません、アベノミクスとの整合性を言い張る自信がなくなったのでしょうかね?
 安倍一次内閣の「敵前逃亡」と言う言葉が頭を過ぎるのです(今度は生き残るつもりのようですがね)

 しかし、ここで幾ら甘くて効果覿面などと古びた膏薬(公約)など引っ張り出しても誰も信用してはくれないのではないでしょうかね。

 
 解散風が木枯らしのように寒い寒い冬の始まりのように感じられるのです、どちらに転んでも春には程遠いようです。


 そう言えば昔、おじいさんからこんな寒さ対策を聞いた事があります。

 ある僧だか乞食だか忘れましたが、、、、寒風の中で着ていた粗末な衣も脱ぎ捨てて岩の上に立ったのだそうです、しばらくして又その衣を着けたと言うだけの話ですけどね。

 
 痛みを感じないで改革が進むと思っている人は少ないでしょう、、、先ず裸になって岩の上に立ってみると先が見えてくるかもしれませんね。

 体力が有るうちでないとポカポカしてくる前に致命傷になりそうですがね。


   花(スミレ)
   11,13,1


      守りたきもの無くなりし冬すみれ             代田青鳥
 


     

ハンテンボク

 晴れると気温がグンと下がるようです、4℃との事です。

 もう少し温かい時にと言われたのですが芝刈り、これで春までもってくれるといいのですがね。


   ユリノキ黄葉
   11,12


 庭木なので寸は詰めてありますが綺麗に黄葉しています。


   11,12,1


 葉の形から「ハンテンボク」とも呼ばれます、半纏です。「祭り半纏」の「はんてん」とでも言えば良いのでしょうかね。


     ねんねこや生れし日よりの日本海                岡本 眸     


 これは「ねんねこばんてん」と言われたものですがもう長い間見ていませんね、冬の季語となるほどポピュラーな物だったのですがね。

 子供を背負う時に着る綿入れのはんてんですが、ダッコはしてもオンブしない時代で消えてしまったようですね。


      img_1.jpeg


 調子に乗ってこんな写真まで探し出しました、黄葉の話でしたよね。

 子供が子守をすると言うような時代でした、、、、、これが少年には派手な色が多いのですよね。貧しさと隣り合わせのような風景でもありますが温かそうでもあります。

 少子化で子供の姿の消えた町は寂しいものです。


   花
   11,12,2
 
 
 花びらがパラパラと落ちているので「山茶花」でしょうか。
 何時の間にか咲き何時の間にか散っているようです。木についている花より土の上の花弁の方が印象に残るようです、散るために咲く花とでも言うのでしょうかね。

 
    霜を掃き山茶花を掃くばかりかな            高浜虚子


 今夜もづんづんと冷え込んできました。
 

Remembrance Day

 晴れ。


   冬の空
   11,11


 「Remembrance Day」ですが、、、、海外に住む日本人には居心地の悪い想いがついて回ります。
 
 戦没者、英霊の後ろに背中合わせのように対峙したであろう兵士の英霊までをもを思い浮かべる事になるのです。どの国も建国以来あまたの兵を失い今戦場にある者もあるのです、しかし、その銃の先にあるのは別の英霊達でしかないのです。

 石に刻まれた名のあまたは「靖国」だけではないのです、一つの慰霊碑の裏にはもう一つの慰霊の碑があるのです。

 全ての英霊達に誓うべきはもうこれ以上そこに刻まれる名の数を増やさない事なのではないでしょうか。ナショナリズムだけが高揚するだけでは英霊も居心地が悪いのではないでしょうかね。


 日中首脳が顔を合わせました。

     img_ced4e902c552c9ce12613cda7a2ec6d3566088.jpg

 
 まだ、亡霊が付きまとっているようです。
 

  「日中両国には様々な違いはあるが、小異を残して大同につき、合意に達することは可能である」      周恩来                                                                                                                                          
     OB-MN617_0214ja_H_20110213234005.jpg


 こんな言葉、こんな写真が残っています、、、、せめて表向きでも笑顔の方が「大人」に見えますよね。(アダルトではありません)


   笑門来福

 と、言う事にしておきます。
 これは完全な日本語で中国では通じないようですがね。


   花(ポピー)
   11,11,1

 
 赤いポピーはもう見られませんが黄色い物が残っていました。

    In Flanders fields the poppies blow  
    Between the crosses, row on row~

 
 少なくともイザコザが起きないようにして欲しいものです。

 文字の太さが調整できなくなったので終わります。

冬の蝶


 晴れ!
 朝は霜が降りていたようですが起き出した頃には消えてしまいました、寒くなると布団を抜け出すのが嫌さに二度寝などしてしまうのです。


   冬の空
   11,10,5


 マウントベイカーが見えています、もう裾の方まで白く光っています。


   11,10,1


 
    方位盤指す山すべて雪嶺なる    (ゆきね)     村木海獣子


 町を囲む山々が白く輝きだすと本格的な冬ですが、まだグラウスのスキー場は枯れ草の色です。次に降れば白くなるかも、、、、明日の最高温度は6度だとの予報です。


   冬の蝶
   11,10,2

 
    冬の蝶ためらへば日がなくなるぞ            中村春芳


 蝶を見付けたので近寄るとフラフラとオヤジに纏わりついてくるのです、ジーンズに止まったところをパチリ。さすがにこの寒さで動きが鈍いようです、温かい時には写真など撮らせてなどくれませんからね。


 俳句の世界では「よくぞ今まで頑張って生きたな!」と言うような意味合いで詠まれることが多いのですが、どっこい蝶は成虫で越冬する種が結構有るようです。
 よほど気温の低い時は別ですが日が当たっていたりすると結構活発に飛び回る事が出来るようです。生き物を見続けている人とは見る目が違うようです、観察不足というのか感情が先に出るのか判りませんがね。


 捕まえようとすると元居た花に飛び去ってしまいました。
  

   花(キズタ)
   11,10,4


 こんな花でも餌になるのですかね?

 冬の花は昆虫が少ないのでご馳走(大量の蜜)を用意して待っているとも聞きます、明るくて温かいうちに、、、。

 全く、冬時間になるとあっという間に日が暮れてしまうのです。
 

おべんとう

 日曜日は恒例のボーリングの日、出掛ける時はまだ雨が残っていたのですが終わって外に出ると予報どおり青空になっていました。
 しばらく晴れとの事ですが、、、、気温は下がってくるようです。雨も嫌ですが寒いのもね。


   コマーシャル通り
   11,9


 この街路樹の葉が散ってしまうと冬景色なのでしょうね。
 古いビルをリフォームしていたのですが一階部分の商業施設に店が入り始めたようです、この古臭いイタリア街もこうやって変わって行くのでしょうね。このビルはリフォームがきくのでしょうが殆どは建てかえるしかない代物ですからね。


   ダンゴ(弁当)
   11,9,1



     おべんたうをひらく落葉ちりくる                山頭火


 粗末で友達の前で開くのが躊躇われる頃も有りましたが、弁当を開くのは楽しいものです、たとえコンビニ弁当にしてもね。


 今日のボーリングは特別な日。
 大会と言うほどでは有りませんが、弁当が出て多少の賞金が付くのです。「フジヤ弁当」(日系の小型スーパーの弁当)ですけどね。

 となると多少は力が入るのでしょうね、、、、皆さんスコアが伸びないようです。オヤジも苦心惨憺のうえ最終ゲームでやっとアベレージにと言う有様です、賞金にはとても手が届きそうにありません。


 APECに参加するため中国に各国の首脳が集まっています。

 北京では期間中は学校や政府機関(役所)が6連休になるそうです。渋滞や大気汚染を減少させようと言うことのようです、外聞をはばかってのことなのでしょうが、、、、見当外れの「力み」のようにも見えます。

 しかし、今各国は内向きといいますか国内での政争や政権維持にばかり熱心なようです、、、こうやって少しは外聞を気にしても良いのかもしれませんね。

 日中首脳会談もやっと実現しそうです、お互い力みついでに多少は外向きにも「イイカッコウ」を見せて欲しいものです。今までの我が我がでは如何にもなりませんからね。

 力みすぎてガーターばかりでは困りますがね。
 

   花(チョイシア)
   11,9,2


 ミカン科の花です。
 どう見てもミカンの花ですが実はならないようです、しかしこの時期は変ですよね。

 ミカン農家には「花ボケ」と言う言葉があるようです。木に対して大量に咲いたり、季節はずれに咲く花のようで、そのまま実にすると木の消耗に繋がると言うことで嫌われ者のようです。

 この花もボケているのですかね?

イチョウ


 曇り、雨が降らないだけでヨシとします。


   イチョウ
   11,8


 生きた化石などと言われるイチョウは中国の一部に細々と生き残っていたようですが今では世界中に植えられているようです。日本などは仏教伝来と伴にと言われる様に古く各地に巨樹、巨木と言われるような物があるのですが、ここでは歴史が浅いようで大きな物は見当たりません。
 庭木として植えられるようなので、、、、悪臭を放つギンナンの生るものも少ないようです。しかし庭が広いとはいえ寺社や校庭ではありません、持て余してしまうのではないでしょうかね。


      銀杏聳ゆおのが落葉を見下して            大野林火


   11,8,2


 イチョウは黄葉の王様のようです。



   帰り花?(レンキョウ)
    11,8,1


 早春の花ですが結構今頃見るのですよね、毎年のように出しているような気がします。枯れ枝の中なので目立つようです、色の無い時期に鮮やかな黄色い小さな花を見付けるとポッと気持ちが緩むようです。


     たまきはる二度咲き夢咲き狂ひ咲き              奥田筆子


 「たまきはる」は「命」などにかかる枕詞なのだそうです。理由は不明のようです。

 このところブログの枕言葉のように、、、、グチだか不満だか如何でもいい事にケチをつけているようです。

 「うどん屋の釜」で湯ばかりではあるのですが、、、、今日は止めておきます。

 

「とと」か「じ~じ」か

 曇り。

 「立冬」と言う事です。
 いよいよ冬ですね、、、、今の所は何時もより温かいような気がします。今頃は霧が多いのですがまだ見られません、朝晩の冷え込みが弱いようです。
 心なしか紅葉も冴えないように思えます。


   モミジ
   11,7


 毎度馴染みのモミジですが、、、、通る度に赤くなってきます。


     坂なせる家の裏より冬が来る             石原八束


 年を経るほどに寒さが苦手になって来るようです、南国生まれですからね。冬眠でも出来ればいいのですがそんな術は知りません、、、ボチボチやるしかないようです。  


   花(ホクシア)
   11,7,1



   ダンゴ
   11,7,2


 又買ってしまいました、少し寒くなると鍋が増えるので消費量が増えるようです。

 袋売りで$10ドル。大きさもまちまち、よく見ると種類も違っているようですがお買い得です。鱗(うろこ)を落としたので色褪せて見えますが新鮮です。

 進化の過程では陸上脊椎動物の遠い先祖に当たるそうですが、、、、今ではその頂点に立つ人間の重要な食料となっているようです。「サカナ」と言う名前は「肴」から転じたと言うくらいですからね。

 「とと」と言われて、、、「じじ(じ~じ)」じゃないかと不思議に思った頃から食べているのですからね。(田舎(愛媛南予)では「じ~じ」と言っていました)これは魚を焼く音から来たようです、幼児語ですらサカナは食糧ですからね。

 馬鹿話を一つ、

 かまとと=「蒲鉾はととから出来てるの?」とわざとらしく聞いたと言う事で上方の遊郭でうぶなふりをした遊女に対して使われ始めたとか。
 今では若い女性は皆さん「かまとと」かもしれませんね。もっとも、安物のカニカマなど魚と言うより味の素(化学調味料)の味しかしませんがね。


 ウナギやマグロは規制しなければと言う時代になってきたようです、大事に食べなくてはね。

 

新「濡れ落ち葉」

 風が強いのですが、、、雲を吹き飛ばすのではなく吹き寄せてしまったようで午後からは雨になってしまいました。


   近所
   11,6


 外に出る気にもならずスリッパつっかけて玄関先から、、、、あまりに暗いので明るさを補正したのですがこの状態です。明るいともう少し紅葉、黄葉で鮮やかな筈なのですがね。



   落ち葉(イタヤカエデ)
   11,6,1


 一時、「濡れ落ち葉」と言う言葉が流行っていたのですが、これが家庭内から職場にまで広がり「新型濡れ落ち葉」などと言われているようです。


 職場で煙たがられぬ方と言うのがネットに載っていました。

   1、 逃げ切ろうとしない
   2、 糸の切れたタコにならない
   3、 新しい人脈づくりに務める
   4、 体力低下をわきまえる
   5、 、、、、

 
 米中間選挙で共和党が過半数を制したようです。

 大統領や政治指導者も「濡れ落ち葉」状態になるようですね、、、、「Yes we can」の熱気も何処かに行ってしまったようです。まだ任期は2年も残っているのですけどね。

 
 季節は巡り、盛りが過ぎれば散るのは宿命なのでしょうが、、、、「濡れ落ち葉」と忌み嫌らわれるのも不本意な事ですね。

 しかし、ネガティブキャンペーンばかりが飛び交う選挙、勝った負けただけでは落ち葉の後は只の冬景色となってしまうのではないでしょうかね。

 先進諸国の現代民主主義の主役(大多数)は「落ち葉世代」のようですよ、、、春の芽吹きの肥やしにくらいはなりたいものですが、「濡れ落ち葉」そのものの様で上の処方箋を読む必要がありそうです。


   
   ヒロハカエデ
   11,6,3



     参銭の音まれまれに落葉かな             各務 支考


 日銀の追加緩和で株高、円安、、、、トヨタは純利益2兆円を超えるとか。

 滴るように下々にまで廻って来るのですかね、株価ばかりが上ってもね。


     焚くほどは風がもてくる落葉かな             良寛


 と、有りたいものですがね、上も下も。

後ろ姿

 曇りから雨に、、、毎年の事とはいえ少しずつ憂鬱の度合いが高くなってきます。この冬は何処へも逃げ出す予定はないのですが春までもちますかね。


   暮の秋
   11,5


    行秋の時雨そふなと急ぎけり             横井也有


 もう何日かで立冬です、秋の野と言うより枯野(冬野)の気配です。


   後ろ姿
   11,5,1

    がきデカ
    gakideka-final.jpg  
                                                   山上たつひこ
                                                     
                            
 
 ネタがないのでイタズラです、、後姿に重ねてみました。

 ハチャメチャの「こまわり君」の最終回です、、、、この俳句の前置きは「自嘲」となっています。何処かに逃げ出したい様な暗い空なのです。

 作者の再出発への決意の旅立ちだったようですが、、、、その後は知りません。

 「春愁秋思」とは言いますがマンガくらいしか、、、、「冬思」などという言葉は無い様なので進歩の余地はないのでしょうね。(凍死ではね)



   花
   11,5,2


 もう、こんな物しかなくなってしまいそうです。

なんぼう考えても、、、


曇り時々晴れ。


   桜紅葉
   11,4


      未覺池塘春草夢  階前梧葉已秋聲


   春
   4,12
 

 花が咲き、葉が出、そして散ってゆきます、、、、。

 オレゴン州で余命半年と宣告された女性(29歳)が安楽死、これをインターネットで発表し大きな議論を呼んでいます。

 花が風に散るように死ねたらとは思うのですが、、、、こんな究極の選択を迫られる事もあるのでしょうね?

 凡庸には考える力も有りませんが、、、、苦しみ、自己も失い、ボロボロになって死ぬのも一つの形のような気もします。天に任せるしかなどと思考を停止してしまうのです。

 某、権力者のように再生など期待して冷凍保存なぞと言うのも欲、「人間らしい最期を迎えたい」と言うのも欲なのかもしれません。

 延命治療抜きで死ぬまで生きるしかないのではないでしょうかね。(明日はどう変わるか解りませんがね)


     なんぼう考へてもおんなじことの落葉ふみあるく         山頭火


 なんぼう考えてもわかりません。


   花(キク)
   11,4,1


     残菊のいのちのうきめつらきかな          久保田万太郎

寛容

 雨。
 パラパラと降る「時雨」なら風情があるというものですが、、、、、本格的な雨なのです。

  
   オーク紅葉
   11,3


 落葉樹なので「樫」ではなくて「楢」と訳すのでしょうね、、、、茶系が多いのですが真っ赤に紅葉する物もあるようです。


 今日は「文化の日」と言う事であります。

 さて、文化と言っても、、、、社会の共通する行動様式や生活様式をさすようですが、多種多様なのであります。

 これらに折り合いをつけ共存するしかないのでしょうが、、、、宗教は原理主義に走り、民族は排他的な傾向を深めと寛容さが失われているようです。
 ネットの世界などはヘイトスピーチで満ちているのであります。

 先ずは顔を合わせ対話する事から始めるしかないのでしょうが、、、、首脳同士が会うこともなかったり、国境で銃を向け合ったりではね。

  
   文化の日     「自由と平和を愛し、文化をすすめる」ことを趣旨としする。

 
 元「天長節」、明治天皇の誕生日のようですが、、、、日本文化を誇ると同時に自分と異なる文化の存在も尊重したいものですね。


 秋の叙勲!        桑田佳祐

     "「デビュー以来ずっと目立ちたい一心で、下劣極まりない音楽をやり続けてきた」"          


 寛容こそが文化を育てるのかもしれません。


   色んな事情はあるけどさ 知ろうよ 互いのイイところ!!    
                                  ピースとハイライト (桑田佳祐)



   花(バラ)
   11,3,1


      秋薔薇や 彩を尽して 艶ならず         松根東洋城

冬時間

 雨。
 雨が続くと気温も少しずつ下がってくるようです、内陸や東部からは雪便りも届いてきました。

 今日から冬時間と言う事ですが、仕事に行くことも無い身となっては何の差しさわりもありません。1時間寝坊できた訳ですが、、、眠いと言っているボーリング仲間が居ました。何時に時計が変わるかとテレビとニラメッコをしていたのだそうです、馬鹿馬鹿しい話ですが、、、時間と人間の関係は瞬時に1時間も変えられるのもでも有りませんよね。大して気にもしていないようで番組によってムラガあった様で何処で変わったのだろうと言っておりました。


    ひぐらしやけふをかぎりの夏時間          久保田万太郎


 かって日本でもサマータイムが導入された事があるのです。敗戦後の米軍よって占領統治されていた時期、1948年〜1951年までの3年間です。

 アレレ、、、オヤジは1950年5月生まれ、サマータイムの最中に生まれたようです。(全く知りませんでした)

 日本には全く馴染まなかったのでしょうね、、、、当時は農業で生計をたてる人が多く太陽とともに生活が営まれていたので時計の針(タイムゾーン)など関係がなかったようです。

 今のオヤジにも同じ様なもののようです。



   カエデ紅葉
   11,2


 時間単位での反応は鈍くなった様ですが、、、、緩やかな移ろいには敏感に反応するようです。

 もう少し、もう少しと思っている内に梢の方から寂しくなってきたようです、「移ろい」には盛りを過ぎると言う意味合いが大きいようです。


     わが旅の 紅葉 いよいよ 濃かりけり           高浜年尾



   花( シラタマノキ、シャロン)
   11,1,3

鮭帰る

 晴れとしておきます、雲が多いのですが降らないから大マケですがね。


   イチョウ
   11,1,1


 早いものでもう11月です、、、、11月は語呂が良いので「いいOOの日」と言うのが目白押しなのだそうです。たとえば11月22日は「いい夫婦の日」なのだそうです、いい月になって欲しいものですね。

 しかし異名は「霜月」と言うくらいで寒くなって来ます、散歩道のイチョウの葉も黄色くなってきたようです。


   鮭帰る
   11,1,4


 今年も帰って来たようです、何時から続いている営みなのでしょうね?

 泳いでいる物も写真に撮ったのですが、、、水の中は上手く写らないので無残な写真になってしまいました。

 鮭の仲間は皆淡水で産卵するようで元々は川で生活していたようです、海にで掛ける様になったのは豊富な餌を求めての事だと言われています。出稼ぎだったのです、、、、しかし生まれた川は何時までも忘れないようで必ず帰って来るようです。この「母川回帰」と言う本能は進化が進んだ物ほど強いとの事ですが、、、、人間にもあるのでしょうかね?鮭は匂いを頼りに母川へ戻ってくるようですが、故郷の匂いも段々忘れかけてしまったようです。


    骨の鮭鴉もダケカンバも骨だ               金子兜太

 *ダケカンバ=カバノキの一種。

 名もない川のせせらぎに揺れる鮭の骨は潔い姿のようにもうつります。生ある物はすべからく無機の世界に帰るべし、、、てな事ですかね。

 
   カバノキの仲間
   11,1,5


 これもカバノキの仲間だと思うのですが、、、まだ葉が落ちきらない内に花芽が大きく育って来たようです。


   マツタケ 
   11,1,2


 Mさんが持ってきてくれた大マツタケです、もっと大きな物も採れたようですよ。さて何にしますかね?


     一壷酒のめでたく尽きし茸飯               遠藤梧逸


 

ハロウィン


 雨のち曇り。
 ハロウィンに雨では可哀想だと思っていたのですが徐々に明るくなってきました。


   落ち葉
   10,30,3


 先ずはヴェルレーヌ の詩「落葉」から。

      げにわれは  うらぶれて
           ここかしこ   さだめなく
                 とび散らふ    落葉かな。             上田敏   訳


 若い頃読んだ記憶があるのですが、、、、ネットで探し回る有様です。韻をふまれてもフランス語が解らないのではこんな詩があったなと言う感じで記憶から抜けてしまうようです、、、、名訳なのでしょうが日本語になると何だかしまりがないようです。

 しかし、詩という文学形式は滅んでしまったのでしょうかね、、、、、雑誌、新聞からも俳句、短歌のような短い物しか見られなくなってしまったようです。

 落ち葉の道は古い記憶を呼び覚ますようです。

 雨の隙間を縫って図書館へ、ついでにハロウィン用のお菓子を買い足しにモールへも、、、、前に買ってあったのですが試食し過ぎたのか不安になったのです。


   デイズニーの店
   10,30,1

 コスチュームをつけた子供達がお菓子を集めています、女の子は「お姫様」、男の子は「アニメのキャラ」が多いようです。

 最近はモールなどに集中するようで家を廻る子供達の数がよくわからないのです、、、、。今年は早い時間に団体が押し寄せてきました、何処かの子ども会の様な団体なのでしょうかね付き添いも交通整理のおじさんの様に蛍光色の服を着ています。ポツリポツリと来てくれないと風情も雰囲気もないのですが時代の要請なのでしょうね、安全第一ですからね。

 かれこれ30人と言う事でしょうかね、、、、あとは一気に静かになってしまったようなので菓子も次の団体には耐えられないと早めに灯りを消す事にしました。
 

   ズンバ
   10,30
               
 ツレのズンバも仮装して来るというので写真を頼んでおきました、、、、どうも気合が入っているのはインストラクターだけの様でもあります。


 さっきまでの煩い程の花火の音も日が変わると収まってきたようです。(ここではハロウィンと花火は付き物なのです)
 
 
 このお祭り騒ぎが終わるともう冬はすぐ傍なのです。



   花(シャクナゲ)
   10,30,2


 この花、寒い時期の咲くものがあるのですよね。
 
   
プロフィール

あなまどい

Author:あなまどい
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私の日常と、私に棲み憑く
不可解な生き物オヤジの呟き。
年式   私   50年型
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燃料  アルコール 
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